「予期せぬ別れってある。」永い言い訳 にゃんちゅうさんの映画レビュー(感想・評価)
予期せぬ別れってある。
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@シネマロサ、オダギリジョーさん、西川美和監督のトークイベント込の鑑賞。
+パンフレットの監督のコメント読了。
とてもよかった〜
とても大人向け。
大事な人(って後から気付くこともある)との別れって、予期せぬタイミングでも突然起こりうる。
病気の人が亡くなる、とかそういうことではなくて突然。
例えば、監督のコメントにもあったように、朝些細なケンカをしてしまった夫婦が、3.11の震災で生き別れてしまったり。
この映画のように、冷め切った関係の夫婦の妻が、不慮の事故で突然死んでしまったり。
いつでも関係性を修復できると思っていても、もし、突然の別れが来てしまったら
二度と修復出来ない。
誰が悪いでもない、このモヤモヤを一体どうしたらいいのか…
主人公の面倒くさい性格や、
同じタイミングの事故によって妻を亡くした夫の、妻を忘れられないまっすぐな態度や、
突然お母さんがいなくなって、でも懸命に生きようとする子供たちの
それぞれの視点が、お互いの関わりによって徐々にスタンスが変わってきて
人間の成長や、家族ってどういうもの?っていう問いなど
頭を悩ます題材のとてもとても多い作品でした。
今年豊作と言われてる邦画だけど、年内に見れてよかったなぁ。
西川監督は、変わらず追いかけようと思う。
オダギリジョーさん、西川監督、とても素敵な方々でした。
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