劇場公開日 2016年10月14日

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「裸の自我(エゴ)を持つ男」永い言い訳 機動戦士・チャングムさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0裸の自我(エゴ)を持つ男

2016年10月18日
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 主人公の幸夫くん、監督さんのキャラが、色濃く投影されているそうで。監督さん、自分の名前の後に、作中で使われた単語入力して、パソコン検索したこと、あるんですかね?。
 かつてティム・バートンは「ビートルジュース」で、陽のあたらない世界で、息を潜めていたサブカルっ子に、そのままでいいんだよと、照明あててくれたそうです。私、観てませんけど。
 で、本作、゚よう、そこの中二病~、俺の話を聞け~゙と、言われてスクリーンに脚を運ぶかは、分かりかねますね。とは言え、嗚呼、生きるって恥ずかしい。どうせ、恥多き人生なら、みんなに見せつけちゃう!的な話に、惹き付けられるのは、やはり私が自意識の井戸の底の住人なのでしょう。
 それでも生きていかざるを得ない訳で、私にとって、本作は、明日を乗り切る活力剤なのか、恥ずべき過去を映す鏡なのか?…って、そんなこと考えてるから、大人になれないんだよなぁ。
 以上、裸の自我を持つ男(と、その監督さん)に想い馳せる、私の永い言い訳でした。

 追記。竹原ピストル、再び少年の心を持つ、あばれる君でしたね。そろそろ第二形態に進んでは。…俺、昔、バカやってたんだ。今は、もっとバカだけど…。みたいな、ずっこけ感と、人に寄り添う強さと優しさを持つ、彼の歌のようなキャラを引き出せる監督さん、いませんかね?。

機動戦士・チャングム