クリーピー 偽りの隣人のレビュー・感想・評価
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がっかり
小説を読んで原作を知っている人が鑑賞したら
当然がっかりな作品だったと思います。
やはり原作があってそれを映画化するとなると
どうしても切り取らなきゃいけないところが出てきてしまいますし、重要な部分部分を1つの作品にしなくてはいけないものだと思いますが、これは映画化にしなくても良かったんじゃないかと思いました。
小説には高倉のゼミの教え子の燐子と大和田が結構重要な役割として出てきてますが、映画にはちっとも出てこないですし、西野の家があんな暗い倉庫のようになっていると原作では話されてません。
小説の内容は置いて、別のものとして見た方がいいかもしれないと思いましたが、最後の終わり方が納得いきませんね。
楽しみにしていただけあって残念です。
私も「あれっ」と思う場面がいくつもありました。 いまどき隣人にシチ...
私も「あれっ」と思う場面がいくつもありました。
いまどき隣人にシチュー持っていくか。しかも変な隣人に。
しかも「残ったので。」とか。
普通「多く作りすぎちゃったので。」とか、理由なしで「どうぞ。」とかだと思う。
「残ったので」って残飯みたい。
あと、隣人を家に簡単に上がらせて食事をするか。前後の対応が180°変わったのに違和感を感じました。
刑事が一人で行動するか。
あんな暗くて危ない雰囲気満載のところに刑事も奥さんも一人で行くか。
でも、総合的には☆3つです。
それなりに迫力もあったし、俳優の演技もよかった。
藤野涼子さんもよかったよ。がんばれ。
キャストに惹かれ観に行きました。 観ている間は、テンポの早い展開に...
キャストに惹かれ観に行きました。
観ている間は、テンポの早い展開に飽きることなくハラハラしながら観られました。
ただ、観終わって一息ついた時に
「あれは結局なんだったんだろう…?」
と、スッキリしない描写が多々あったように思えます。
特に家の配置に関しては、高倉が西野に対して疑いを持つ重要なポイントなはずなのに最後まで説明は無し。残念すぎる。
気味の悪さと後味の悪さは最高です。
個人的に犬が出てきたのはショックでしたね。殺されなかったからよかったものの、もしマックスが殺されていたらトラウマ映画確定でした。
ラブストーリー
初盤の竹内結子、後ろ向きでセリフを発している場面がもの凄く多い。どんなつもりでどんな表情で言っているのか分からない。そこが気になって気になってしょうがない。
いや、当たり障りない日常会話なので分からなくて良いのかもしれない。西島氏演じる旦那さんも気にしていない。旦那さんは「事件」に夢中で奥さんのことなど眼中にない。(食卓で二人が向き合うシーンもあるが、視線があってないようにもみえる)。
旦那さんは誰のことも眼中にないのではないか。自己完結しており他人の話を聞いてるようで聞いていない。犯罪心理学者と言いつつも他人の心理に疎い。だから冒頭、殺人鬼の説得も失敗する。このオジさん何かの助けになりそうと近づいてくる若い女子二人(川口春奈・藤野涼子)も、オッサンが想像以上に使えない事を知り、川口春奈はイラだち拒絶、藤野涼子は最後、豪快に去って行く。
クリーピー=「変」なのは、お隣りさんだけではなく、旦那さんも充分「変」だ。そりゃ女子二人も逃げるわなと思う。
奥さんは、中盤お隣りさん側に囚われるが、夫というクリーピーから別なクリーピーに隷属が変わっただけという気がする。
奥さんは、クリーピー達から逃げたいんだね、と思いながらずっと観ていた。
だが、しかし、そうではなかった。
—
監禁されている奥さんが旦那さんにクラッカー(?)を食べさせるシーンがあった。
このシーンの竹内結子、ウットリとした表情を浮かべており、この上もなくキレイで、映画の中で一番印象に残った。
後ろ向きだった奥さんが、夫と向き合う。しかも上から見下ろすような形で、見つめ合う。夫は奥さんの視線から逃れる事は出来ない。
奥さんが望んでいたのは、コレだったんだね。クリーピーから逃れたいのではなく、クリーピー夫を手中に収めたかったんだねと。こりゃ、ある意味、ラブストーリーなんじゃないかと思った。
(それが端からみて歪んだラブストーリーだとしても本作はクリーピーな人しか出てこないのでしょうがない。)
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奥さんは、せっかく理想の環境を手に入れたのに。「見つめ合わざるをえない状況」を手に入れたのに。
最後、夫は、余計なことをする訳だ。「オレがお前を守る」とか自分に酔ったような事を言って。
この環境を壊すということは、奥さんの理想の愛の生活が終わる、クリーピー夫の隷属に戻る、また後ろ向きの奥さんに戻るということだ。
そりゃ、奥さんも慟哭するしかないよね…と。
自分が変だと自覚がない夫の方が、お隣りさんよりある意味タチが悪いしなあ。新たなクリーピーライフの幕明けを告げる慟哭でもあり、奇妙なラブストーリーの終りを告げる慟哭でもあったなあと思う。
—
追記:あくまでも個人的な感想なんで、別にラブストーリーのつもりで撮ったんじゃないかもしれん。壮大な勘違いの感想のような気もする。でもラブストーリーと思わせるほど、クラッカーのシーンの竹内結子さんはキレイだった。映像がストーリーに従属し説明するのではなく、ストーリーを壊しかねない突出したシーンだったなあと、個人的には思う。
今まで竹内さんが苦手だったのに、ここまで肩入れする自分が不思議。
淀んだ空気感は嫌いじゃ無いが…
何とも言えない肌触りの悪い感じなのは嫌いじゃ無いけど、最後の最後に…でっ?!って聞きたくなる。途中で終わらされたイライラが
残ってしまう。原作とは少し違うらしいので、原作を読もうかと映画館を出るとき思った!
世間はもっと先に進んでいるし、もっと「リアルな恐怖」を知っている。
他人の評価を聞いて映画を見に行くことは基本的にない。いや、評価を聞く前に観に行っているほうが多いから、と言ったほうが正解かもしれない。
先日某ラジオの映画コーナーで、パーソナリティが絶賛していた。信じられないくらいの絶賛で、その監督の集大成とまで言い切っている。そうか、正直過去の人としか思っていなかったし、「CURE」以外はまるで観れた代物ではなかったのだが、まあ、集大成というのなら、と鑑賞。
「クリーピー 偽りの隣人」
後でさんざんこき下ろすが、その前にある記事の黒沢清監督の言葉を掲載しよう。
「映画で”リアル”とされるものって本当に”リアル”ですか」とも思うんです。≪中略≫人が何が”リアル”か勝手に判断しているんじゃないかって。それってただの”安心”だと思うんですよ」
なるほど、全くそう思う。おっしゃる通りだ。人は自分の知っている世界をリアルと言う。それ以外の価値観、もっと言うとそれ以外に外れる人間は自分の世界からは「リアル」ではないだろう。
だが、そんなことは「リアル」に生きている世間からは当たり前。人が恐怖するのは、リアルの中にあるほんのわずかな「リアルでないもの、安心で無いモノ」。
「安心」があるからこそ、また「安心」と思い込んでいるからこそ、「恐怖」は増長し、「理解」を超えた恐怖は「恐怖」として存在する。
この映画ははじめっから「リアル」から逃げている。絵空事を言い訳にすらしており、何も説明しない、できない、する気もない、する努力もない。
人の知らないものをお見せするなら、本当はすべてを知らないとそんなものは見せられない。
「CURE」は萩原聖人と役所広司の演技に救われているようなものだったし、題材はそれと何も変わらない。しかし、世間はすでにそこに描かれた「人の内なる不満」「それを引き出してくれる期待と恐怖」のストレスはとっくに様々な事件で知っている。
そのことを分かっていない黒沢清は15年以上も前から変わっていない。停滞している。
役者にしてもそうだ。香川照之の怪演?どこが?彼の演技に何も感じない。かみ合わない会話など、オレ達の「リアル」では当たり前だ。この男の行動に何一つリアルがないから、「恐怖」など感じるわけがない。
たまたま同時期にサイコ・キラーを描いた「ヒメアノ~ル」を見るといい。人は「壊れるもの」「再生できるもの」「人が壊してしまうもの」と人は願いたい、思いたい。だが「完全に壊れたもの」「完全に壊れてしまうもの」も存在する、ということを登場人物で描いた傑作。
ホラー映画ファンほど、なぜか黒沢清の名前で評価する。ホラー映画ほど、革新的なことが予算的にも可能なジャンルはない。なのにこの程度のもので、いやこんなつまらないモノでありがたがるからホラー映画はダメなんだよ。
そのうえこの映画、ホラー映画の免罪符の一つである笑いすらセンスなし。ましてや、ひとっつも笑えないだから、さすがにどうしようもない。
追記1
あの犬が一番理解できない「リアル」な恐怖だよね。飼い主夫婦を棄てて少女と逃げちゃうんだもの。笑いどころと言えばここか。
追記2
最近の某ラジオ映画批評はどうにもいけません。明らかに「視点」がおかしい。歳喰ってもレビュー能力は落ちると思うし、ということにしときましょうか。
1800円返せ!
1800円返せ!と言いたくなるような、ひどすぎる映画でした。ストーリーもラストも滅茶苦茶。ほんだりさっていう女の子が何で出てきたのかわからない、高島が最後になんで正気に戻ったのかもわからない。人生50年、こんなひどい映画初めて見ました。
え、これR15じゃないの?
この作品は最近ユースケサンタマリアの怪演が話題となった火の粉と同じ系統の作品である。そして、火の粉においてユースケサンタマリアが演じた怪しい隣人の役どころを香川照之が演じる時点で期待大だった。
ただお話はありがちなパターンで二つの事件が繋がっていき、妻が絶体絶命のピンチというところですべてを知った高倉が駆けつけ妻を救い西田は逮捕されるというありがちな展開だと思っていた。だから話の展開ではなく、俳優の演技を楽しむもの。そう思っていた。
結論。やばすぎた。想像の遥か上をいく話の展開。とてつもない後味の悪さ。凄かった。
また演者の演技も上手く、香川照之はもちろんのこと善とも悪ともつかずひょっとしてこの男もサイコパス?と思わせる西島秀俊の怪演。ソロモンの偽証ではその大根ぶりで世間を賑わせた?(大根って思ったの僕だけかな?)藤野涼子もとても同じ人物とは思えないほどの名演技を見せてくれた。
最後、西田が殺されてしまい、やすこや、娘がおかしくなっていて、やすこの高笑いのなか死体が写し出されるときに西田が笑っている様をみるとこれすらも計画のうちなのかと思わせ、怖かった。
ただ、川口春奈が演じていた役がもしかして西田娘と同じことをしていたかもという伏線を結局回収できてないのは気になる。
細かいことを除けば面白い
香川照之の演技で楽しめる映画。 警察の動きが現実にはあり得ない、漫画的な対応(刑事が単独で捜査し、死ぬ)でしらけるし、簡単にマインドコントロールされる役柄(殺される親の子供、竹内結子/主人公の妻)の設定に無理がある。 薬物でそう簡単に、主人公も含め、コントロールされないだろう!!。 とは言え、原作読んでませんが、原作の良さか、ベースのストーリー展開は面白く作ってある。批評レヴューは余り良くなかったので、冷めて見に行ったが、酷評するほど悪くはなかった。ハリウッド映画でもよく考えるとかなり辻褄が合わない映画が多いがまだましな方。
とっちらかってしまった。
展開が荒かった。前半はちょっと間延びした。一家失踪事件をもっと掘り下げて一定の結末が欲しかった。川口春奈は可愛かった。最後は犯人射殺で胸糞が少し晴れた。
もっと違った結末がよかった
後輩刑事が死ぬところまでは、すごくドキドキして良かったがその後の展開は、つまらなかった。
ここまで胸糞悪くなる香川照之の演技は素晴らしいな、と思った。
もしかしたら、最初の女の子を調べるときの発言、洗脳されなかったことなどから西島秀行もサイコパス?と思う節があった。
サイコパスと善良な人間の境界を二人の主人公が曖昧にとられ、薄気味悪かった。
予告みたいに、もう少しポップな雰囲気で見たかった。想像以上に後味か悪かった。
前半は面白い
もう、予告編の段階で、香川照之が犯人で、
「あー、こうなっていくのか」
というのはわかっていることなのだから、
後半が退屈なのは当たり前。
そこに、映画らしい何かを加えてほしかったけど、
なんだかよくわからない空間で広げられる
ちゃっちい、サイコパス劇には呆れた。
ただ、前半は面白かった。
なんだろう、竹内結子の壊れていくさまや
西島秀俊の心理学者という立場から見る
犯罪者へのアプローチは、一見ありきたりなところがあるが
それを真に描いていた。
特に、鉄道が多く出てきたのが印象的。
鉄道が行き来する映像があって、犯人へ近づいていく。
直接、役者を使うのではなく、バックグラウンドでこういうことを
されると、「あ、考えてるな」と監督の意図をつかんだ気がして
楽しい。
ただそれも、東出昌大が死んだあたりからぶれてきたというか
雑になってきた感が否めず、結局ちゃっちい映画だという
印象になった。
最近の、「エンディングに驚く」的な映画ではなく、初めから
結末を明らかにしていくアプローチは評価できるが
次第にお粗末になる部分はもったいない。
藤野涼子は相変わらずいい演技をするが、
このままだとシリアスな演技しかできなくなるのでは?
好みの映画だが消化不良
題材は自分好みではあるし全体的には良かったかなと思えたかも。
ただ、要所要所で抜けがありすぎて結局、最後も西野が死ぬなら、せめて今までの事件の背景や過程を言葉でいいから説明してほしかった。消化不良(/。\)
説明がないのなら西野が死ぬラストよりあの四人で新たな生活が始まる感じにして、観客に身近に知らないとこで犯罪者がいるかも。みたいなのを匂わすラストの方が合ってたのでは?
あと香川さんは素晴らしかったが西嶋さんや東出さんの演技には不満でした。娘役の子は良かった。
ミイラ取りがミイラに。だろうか?
これは同監督の『CURE』と同じ展開だ。
簡単にいうと「支配は良心をもっている人ほどやりやすい。逆に良心が無い人にはできない」
だから、高倉は西野の支配にならなかった。
「それが、お前の落とし穴だ」と西野に向かって高倉が言うのがそれだ。
そして、それは “ある憶測”を導く。
つまり西野は水野からそれを “受け継いだ”のではないのかという疑問。
そして、高倉は西野からそれを “受け継いだ”とも見て取れる。
それが、この映画の不穏さを強調している。
現代主婦のリアル
香川さんの怪演ばかりに注目が行きがちですが、どちらかというと高倉夫婦間の問題なのではないかと思いました。
明らかに西野さんは初対面で変わった方ですし、ご主人からも「変な人だから関わらない方がいい」と言われた時点で、私なら挨拶以外は一切関わらないと思います(これが私の自由意志)。
それが、西野さんに夕食の残り物をお裾分けしたり、料理を教えて夕食に招いたりして、何不自由のない生活と素敵なご主人を持ちながら康子さんは何らかの空虚感を感じていたのではないかと思います。
だからこそ、「明らかにヤバい人」の餌食になってしまう。「普通」引っかからないよね?っていう人に引っかかってしまう。
私だったらこういうオカシい人に何かされたら抵抗し主人に助けを求めますが、康子さん、最初から最後まで全然抵抗してませんしね。本当に彼女の自由意志なんだと思います。今の生活に必ずしも満足していないからこうなる。
今空虚感を少しでも抱えている人には、誰しも降りかかる可能性があることなんじゃないでしょうか?西野さんがこの手のやり方でずっと家族を侵食してこられたということは、これだけ空虚感を抱えた家族が多いということだと思います。
高倉さんが康子さんを助けに行った時、康子さんの「引っ越したら何かが変わると思って」という言葉に、高倉さんの「君の気持ちを考えていなかった俺が悪かった」というような返しがありますが、私はこの映画はこのやりとりに集約されている気がします。
康子さんがピストルを突きつけらている時「今こっちにくれば俺が全力で君のことを守る」と高倉さんは言います。これは女性が好きな男性に言われたいことです。それを受けて高倉さんの方へいく康子さんは、まだ彼に対してポジティブなんだと思います。
最後の叫びは、康子さんの懺悔の叫びに聞こえました。
この映画をご覧になったご主人方は、ぜひ奥様に「奥様の気持ち」を聞いてみてはいかがでしょうか。
最後に。香川さん、変なオジサンとしては完璧です!
ハラハラしっぱなし
不気味な一家失踪事件を追いかける犯罪心理学者の主人公と、その裏で妻にジリジリと忍び寄る怪しい隣人。
スリリングなストーリーと演出・演技にハラハラさせられたのもさる事ながら、登場人物達の、思わず突っ込みたくなるような危なっかしい行動の数々に、とにかく最初から最後までハラハラしっぱなしだった。
竹内結子演じる主人公の妻は、
いくら引っ越したばかりの知らない土地で、専業主婦で家にひとりきり退屈な日常だからって、怪しいと思った隣人にシチューとか持ってっちゃ、あかん・・・!!!って感じだし、
西島秀俊は、
失踪事件の家の配置と我が家の配置が同じだってことには気付けても、自分の妻が狙われてる可能性には気付かないのね・・・いや、はやく気付けよ!!というところ。
東出くんは、西野のこと調べてくれて免許証の写真とか入手したなら、まずは西島先輩に見せようよ、そして迂闊に家の中へ入っていくなよ・・・からの笹野さんデジャビュ。。
とまぁ突っ込みどころ満載といったらそれまでなのですが、
こういった「いやいやダメダメダメ・・・」というフラグを清々しいくらい回収していってくれるのがホラーであり、心揺さぶるエンタテインメントとして、とても面白かったです。
ところどころで不穏さを煽る音楽も効果的だったし、
色彩を使っての日常から非日常への暗転も、見ていてゾクゾクとするような映像の魅力があった。
研究室で川口春奈に尋問するシーンの、計算されつくされたカメラと役者の動きは、最高にかっこいい。
終盤の、世紀末のような荒廃感は、いかにも黒沢清監督という感じ。
「絶対どこかしらで可哀想な目にあうだろうな〜」と思いながら観ていた犬のマックス君が、最後まで無事で良かった。
香川さんの怖さ
香川さんがすごい
噛み合わない気持ち悪さ
一貫性がないような態度、行動
全体では面白かったけど、個人的にはもっとリアル感があるほうがよかった。
民家にあの作業部屋?はちょっと違和感。
注射も。
日本っぽさが、いきなりなくなった気がした。
香川照之の怪演以外、みるものなし。
西島は相変わらずの大根。まあ、「元刑事の犯罪心理学者」のくせに妻の異変にも気づかず、被害者を前に「面白い」と不謹慎な発言をする間抜けなので、大根が大根を演じててちょうどいいが。
独特の不穏な空気を、風や日陰や伸び放題の雑草などの自然現象で演出してくれているところは黒沢監督ぽくもあるが、いかんせん、ストーリーが粗い。
この監督、「トウキョウソナタ」はいいが、これとか「岸辺の旅」とか意味不明すぎ。
西野(ではないけど)の、いつの間にかヤクを打って洗脳しちゃう手口はわかる。あなたのせいですよ?、なんて罪を人にかぶせる話術も巧みだ。
だけどね、東出、笹野。一人で行動しちゃいかんよ!
こっちはもう、ドキドキどころか、なんだこの無能な警察は!とじれったさがまさったわ。
せめて応援呼べよ。探ってるヤマは上司や同僚に報告しとけよ。
てか、それ以前に笹野の歳じゃもう定年だと思うがね。
で、ラスト、死んで終わりってなに?その後はどうなる?客に丸投げか?
よかった
香川照之がとても怖い。平日昼間、おじさんが半ズボンで自宅にいたり近所をうろついていることの違和感がすごくて、オレもそんな生活ぶりなので他の人にそう見られているのではないかと心配になった。
麻薬がなんの薬なのか効きすぎで、あんな薬あるのだろうか。
また、香川照之の家の外観と内装が違いすぎて、どんな物件なんだと気になった。
警察がうかつすぎる。警官が不審死したらもっと大変な騒動になるはずなのではないだろうか。警察が何か弱味でも握られているいるのかと勘繰りたくなった。
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