「理解できないサイコパスな映画」クリーピー 偽りの隣人 ロロノアゾロさんの映画レビュー(感想・評価)
理解できないサイコパスな映画
「クリーピー 偽りの隣人」は2016年6月18日に公開されました。監督はカンヌ国際映画祭でも受賞経験のある黒澤清さん、主演は西島秀俊さんです。
この映画を見終わった時、悪い意味で衝撃を受けました。何せ、理解不能な点が多すぎるのです。
・警察はなぜ真実に辿り着かないのか、西野の「協会理事」という肩書きの権力が影響されているのか。
・恐怖でなく、注射(薬物)で人をマインドコントロールできるのか。
・クッキーの意味
なぜ高倉は西野の支配を逃れることができたのか。妻の叫びの意味。
これらについて本作では解説の意図口が明らかに少なく見終わった後にモヤモヤ感が残ってしまうのも無理はないですね。
しかし、このモヤモヤ感と後腐れの悪さこそが監督の狙いだとしたら納得です。題材がサイコパスである以上、常人には理解のできない範疇だろうし、色々と考えてしまうと結果として頭から離れない展開になってしまいます。それもまたタチが悪いですね。
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