「ハラハラドキドキとホラーが同時に味わえました」クリーピー 偽りの隣人 ボブちゃんと映画好きさんの映画レビュー(感想・評価)
ハラハラドキドキとホラーが同時に味わえました
前から見たかった作品の一つです。冒頭はある殺人犯を取り調べるところから始まります。ですが、逃げられてしまい犯人は女性を人質にします。そこへ西島さん演じる高倉が説得しますが失敗。けがをしてしまいます。東出さん演じる野上が犯人を射殺。時間軸が1年後になります。刑事を辞めた高倉は、妻の康子と新居に引っ越します。挨拶しに行こうとしますがあいにく西野家は留守。後日挨拶しに行くことに。今度は康子だけ行きます。反応がないと思ったらぬっと香川さん演じる西野が出て来ます。手作りのチョコをあげると「チョコレート嫌いじゃないですよ。」と西野が言います。何かあるぞと思わせる演技がさすがです。康子は「ちょっとこの人変人」と内心思います。ここから高倉が西野と関わります。康子が西野の身辺をやたらと探るので高倉が帰って来るのを待ち、クレームを言います。ねちねちと嫌みを言うと高倉は謝罪。妻と同様、「何か違和感がある」と思い、数々の過去の事件に西野が絡んでると睨み調べます。川口さん演じる早紀は記憶喪失で今になって失踪事件を思い出します。今思うとつじつまが合わないという早紀。なんとか思い出させようとします。事件には本多家の隣人である水田という人間がキーに。高倉は野上に西野について調べるよう言います。遂に真相にたどり着いた野上は単独で潜入。しかし火災が発生。野上は無残な姿で発見されます。火災が発生してもなに食わぬ顔でテレビを観ていた西野。まさか…犯人?と思いました。これを境に西野の狂気が現れます。偽の妻であり澪の母はうつ病で地下室に閉じ込められています。手錠が繋がれ、痛々しい声を出します。西野は「お母さんを打て」と澪に命令。打てない澪にご立腹の西野は変わりに打ちます。まだまだ西野の凶行は続きます。あげるときりがないです。康子は西野によって心を壊されてしまいます。康子を救うため西野を追い詰めます。犯罪心理のプロである高倉は西野がサイコパスであることを見抜きます。なんと康子が夫の指を切ってしまいます。驚きました。知らない街に逃走する西野たち。高倉家の飼い犬のマックス。西野になつきますがラストは避けていました。西野はマックスを殺せと高倉に命令。ですが、高倉が西野を射殺。クライマックスは高倉に抱きしめられている康子が発狂するシーンで幕を閉じます。ハラハラドキドキしました。鑑賞したのが夕方だったため不気味さが際立っていました。いろいろとツッコミどころ満載でしたがよかったです。