「え、これR15じゃないの?」クリーピー 偽りの隣人 ヨッシーさんの映画レビュー(感想・評価)
え、これR15じゃないの?
クリックして本文を読む
この作品は最近ユースケサンタマリアの怪演が話題となった火の粉と同じ系統の作品である。そして、火の粉においてユースケサンタマリアが演じた怪しい隣人の役どころを香川照之が演じる時点で期待大だった。
ただお話はありがちなパターンで二つの事件が繋がっていき、妻が絶体絶命のピンチというところですべてを知った高倉が駆けつけ妻を救い西田は逮捕されるというありがちな展開だと思っていた。だから話の展開ではなく、俳優の演技を楽しむもの。そう思っていた。
結論。やばすぎた。想像の遥か上をいく話の展開。とてつもない後味の悪さ。凄かった。
また演者の演技も上手く、香川照之はもちろんのこと善とも悪ともつかずひょっとしてこの男もサイコパス?と思わせる西島秀俊の怪演。ソロモンの偽証ではその大根ぶりで世間を賑わせた?(大根って思ったの僕だけかな?)藤野涼子もとても同じ人物とは思えないほどの名演技を見せてくれた。
最後、西田が殺されてしまい、やすこや、娘がおかしくなっていて、やすこの高笑いのなか死体が写し出されるときに西田が笑っている様をみるとこれすらも計画のうちなのかと思わせ、怖かった。
ただ、川口春奈が演じていた役がもしかして西田娘と同じことをしていたかもという伏線を結局回収できてないのは気になる。
コメントする