マーシュランドのレビュー・感想・評価
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分かりにくい話でした。 犯人は分かりました。
分かりにくい話でした。
犯人は分かりました。
犯人と言うか極悪人ですよ。
結論は言わない方が良かろうと思いますが、フランコ政権の残党はいくらでもいるって言いたいのか?
と感じました。
でも、それは事実です。多分。極悪人ではなく、普通に残ってます。もちろん、ナチズムとして日本にも残ってます。姿を変えてね。極悪人ではなく、善人な要人である場合が多いと思います。フランコのスペインだけではなく、日本にもですよ。ヒトラーの
100年目のナチズムの復活まで後20年です。
映画の初めの場面。上空からマシューランドを取る画像が綺麗でした。まるで、スタンリー・キューブリックの『2001年宇宙の旅』の最後の様。
渋い!
町の少女が日々何者かによって殺される。その真相を追う二人の町刑事。
真相は町のお偉いさんが手を引いていたというもので、実行犯追い詰めることは出来たものの、肝心の黒幕を捕まえるには至らない。
生ぬるく渋い時間が続く1時間半だった。100分だけど静かでダークな雰囲気はしっかり。町の権力者に逆らえない弱者の閉鎖感もいい。
最後のベテラン刑事の過去が若手刑事に伝えられる、一人の人間を正義か悪かと一口に表すことは出来ないのもいいと思う。けれどこの作品はバシッとした決め画面はあまりなく、静かなシリアスシーンが続くので、エンターテイメントを期待するのは難しいと思う。
美しい湿地帯の真実
この映画のミソは、随所に散りばめられる俯瞰の映像。
この映画の題材である少女連続殺人事件、ラストには解決、一件落着となるが、本当の犯人が居たのでは?や事件の黒幕は…?という疑問は一切が闇に葬られる。
この映画は伏線の未回収率が非常に高い。高級コロンの香り、柔らかい手、スクリューでバラバラにされた死体、射殺された男、相棒の過去、写真に写りこんだ謎の男、占い師の言葉、そしてマドリードに晴れて戻れることとなった主人公。こういう布石を繋ぎ合わせていくと、湿地帯に沈むドブが見えてくる。
この湿地帯は俯瞰して見ているかぎりと、美しか目に映らないのだ。誰も底のドブなんて好んで掬いたがらないだろう。
ジメジメ
マドリードから派遣されたベテランのフアンと若手のペドロの二人の刑事がフランコ独裁政権から民主化されて間もないスペインの田舎町で起きる連続殺人事件を追う。
電気水道もままならない、夜になると辺り一面真っ暗、そして「湿地帯」。
ジメッとした重苦しい雰囲気が漂う映画。
果たして写真を撮影した男は誰なのか、霊媒師の女性が何故間を置いたのか、そして執拗な拷問を誰が教えたのか。
「万事解決だろ?」
そう思わせない終わり方がより一層この映画に湿り気を持たせる。
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OPEDの空撮や黄昏の場面など湿地帯を映す所々の映像がすごくきれい。
監督は湿地帯ホリックだな。
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