NINJA THE MONSTERのレビュー・感想・評価
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切腹せい!
これ、ディーン・フジオカがブレイクしなかったらお蔵入りになっていただろう。
それくらい、つまんねー!
何もかもがC級レベル。
“忍者禁止令”が発せられた世。潘取り潰し回避の為、江戸に向かう若姫。お供の者と、謎の忍者。山中彼らの行く手を阻むのは…。話は全く面白味が無い。
低予算故か、登場人物も10人いるか、いないか。お供はすぐ瞬殺。
残ったのは、ディーン、森川葵、和田聰宏の3人。和田も退場し、ほとんどディーンと森川だけ。
キャラ描写もステレオタイプで、全く盛り上がりに欠け、ただの“ディーンと葵のぶらり山歩き”。
松竹が海外マーケットを狙った時代劇アクション。
なのに、アクションの見せ場も乏しい。
目玉は、もののけ=モンスター。ニンジャvsモンスターで、いかにも海外向け。
ところが、そのモンスターがバリバリCGの“ウォーター・モンスター”で、魅力も存在感も皆無。
本来期待のニンジャvsモンスターもナシ。モンスターはただ空中をゆ~らゆら、主人公たちはそれをただ見て呆然とするだけ。
見せ場もナシ、中身もナシ。
何なの、これ…?
ディーンも森川葵も何だか気の毒。
監督は『太秦ライムライト』、脚本は『超高速!参勤交代』でありながら、見るも無惨な…。
切腹モノ!
アメリカのレンタル向け?
忍者と古臭いCGモンスターが登場、チープな内容の単調な話が展開する。
セリフの言い回しもひどく、松竹のブランドが信じられない。
アメリカのレンタル向けでしょう。
このタイトルでこの内容はどうかと思うけど、姫を守る忍者の構図は意外と嫌いじゃない
松竹が海外向けに作った映画の逆輸入物と言う事で、もしかしたらディーン・フジオカが朝ドラでブレークしなかったら、日本ではお目にかかることが無かった作品なのでしょうか?
海外向けにこう言った作品が作られていること自体私は知らなかったので、ある意味どんな内容なのか、興味津々で鑑賞してみましたが・・・まあ思いのほか普通でしたかね。
海外向けでタイトルが「NINJA THE MONSTER」とくれば、当然海外の方が想像するコテコテの忍者が登場するいかにもなザ・忍者映画だとばかり思っていましたから、ちょっと期待していたものとは違ったかなぁ。
勿論海外の方もこの映画を見る方はそう言ったコテコテの忍者物を期待して見ると思うので、海外の方にもおそらくこれだとウケなかったのではないかなと・・・。
ただ、これはこれで嫌いではなかったです。
姫をイケメン忍者が得体の知れないモンスターから守り江戸まで無事送り届けようとする、そんな構図が好きな方ならば、何だかんだで楽しめる映画ではないでしょうか。
しかもイケメン忍者を演じたのはディーン・フジオカですから、命を懸けて姫を守る姿に自分を重ねたら、きっとディーンファンは悶絶物でしょう。
忍者感がほとんど無かったのはご愛嬌と言ったところでしょうか。
個人的にはせめて何かしらの忍法は使って欲しかったのですが・・・。
とりあえず、海外の方がこれを見たら、なるほど忍者禁止令が出て滅亡させられたから今の日本には忍者がいないのかと納得してしまうこと間違いなし(笑)
そのほか結構いろいろとアバウトでも、まあ海外向けですから・・・と言った部分で雑に作られた面は否めなかった気がしました。
まあかなりの低予算で作られたことは明白でしたので、これでもギリギリ攻めたのかもしれませんが、さすがに貧乏藩とは言え藩の存亡を懸けて姫を江戸に嫁がせるのにこの人数で山越えするのはありえなさすぎかと。
とは言え、まあこの話なら主要人物は伝蔵のディーンと姫の森川葵と姫の側近の和田聰宏がいれば話が成り立ってしまうシンプルな話でしたので、低予算なりに考えられた話だったとは思いましたけどね。
それと姫の森川葵は見た目的に最初はどうかなと思って見てましたが、意外と姫っぽい雰囲気は醸し出していて、伝蔵への淡い恋心にも似た感情とか、ちょっぴり甘く切なくて、何気に良かったと思いました。
伝蔵の哀愁も、忍者の行く末を示すようで、悪くなかったかと。
ただモンスターはこれで良かったのかと言われると、微妙と言うか、拍子抜けと言わざるを得ませんでしたけどね。
「死を恐れん者に、命を懸ける資格はない。」
【賛否両論チェック】
賛:モンスターにすら動じず、困難を生き抜いていこうとする忍びと、そんな忍びとの間で、愛情や友情を育んでいく姫君との人間ドラマが印象に残る。クールでカッコイイ主人公にも要注目。
否:実際にモンスターと戦うシーンは少なく、かつその全貌もなかなか明かされないので、モンスターとの戦いを期待して観ると、拍子抜けしてしまいそう。
普段は寡黙で不気味な雰囲気すら漂わせている主人公・伝蔵が、〝モンスター”という未曽有の脅威を前にしてもなお動じずに、姫君を守り抜こうとする姿が、メチャメチャカッコイイです。さすがはディーン・フジオカさん、ハマり役です(笑)。
そして、幸姫がそんな伝蔵に守られていくうち、2人の間で次第に、主君の姫と家来という身分を超えた、愛情にも似た友情が育まれていく様子も、また清々しくてステキです。
ただ内容としては、モンスターの登場シーンは思いのほか少なくて、基本的にはそうした物の怪が跋扈する山中で、お互いの疑心暗鬼や祈祷師達との争いをかわしながら、いかに江戸まで生き抜いていくかがメインの作品です。ですので、「忍者とモンスターとの激しい戦い」なんてのを想像して観た人は、「これじゃない感」がハンパないかと思います(笑)。
人間ドラマも垣間見える、異色の時代劇といえそうです。
二回鑑賞「NINJA THE MONSTER」
先行試写会と初日の二回鑑賞。
従来の時代劇とは違い、アクションシーンが印象的。アジア圏をミックスした剣使い、トーンを全体的に落とした映像美。ミュージックは所謂時代劇とは違うテイストでアクションムービーをさらに盛り上げている。目の前に迫る危機をもののけとしているが、それは美しい物として描かれている。そして主人声・伝蔵は口少なくも忍として生きる芯の強さをひしひしと感じられてきた。守るものは何かを考えさせられた。観れる方は二回見て欲しい。
#にんにん#NINJATHEMONSTER
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