劇場公開日 2016年2月20日

「このタイトルでこの内容はどうかと思うけど、姫を守る忍者の構図は意外と嫌いじゃない」NINJA THE MONSTER スペランカーさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0このタイトルでこの内容はどうかと思うけど、姫を守る忍者の構図は意外と嫌いじゃない

2016年11月1日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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松竹が海外向けに作った映画の逆輸入物と言う事で、もしかしたらディーン・フジオカが朝ドラでブレークしなかったら、日本ではお目にかかることが無かった作品なのでしょうか?
海外向けにこう言った作品が作られていること自体私は知らなかったので、ある意味どんな内容なのか、興味津々で鑑賞してみましたが・・・まあ思いのほか普通でしたかね。
海外向けでタイトルが「NINJA THE MONSTER」とくれば、当然海外の方が想像するコテコテの忍者が登場するいかにもなザ・忍者映画だとばかり思っていましたから、ちょっと期待していたものとは違ったかなぁ。
勿論海外の方もこの映画を見る方はそう言ったコテコテの忍者物を期待して見ると思うので、海外の方にもおそらくこれだとウケなかったのではないかなと・・・。

ただ、これはこれで嫌いではなかったです。
姫をイケメン忍者が得体の知れないモンスターから守り江戸まで無事送り届けようとする、そんな構図が好きな方ならば、何だかんだで楽しめる映画ではないでしょうか。
しかもイケメン忍者を演じたのはディーン・フジオカですから、命を懸けて姫を守る姿に自分を重ねたら、きっとディーンファンは悶絶物でしょう。
忍者感がほとんど無かったのはご愛嬌と言ったところでしょうか。
個人的にはせめて何かしらの忍法は使って欲しかったのですが・・・。

とりあえず、海外の方がこれを見たら、なるほど忍者禁止令が出て滅亡させられたから今の日本には忍者がいないのかと納得してしまうこと間違いなし(笑)
そのほか結構いろいろとアバウトでも、まあ海外向けですから・・・と言った部分で雑に作られた面は否めなかった気がしました。
まあかなりの低予算で作られたことは明白でしたので、これでもギリギリ攻めたのかもしれませんが、さすがに貧乏藩とは言え藩の存亡を懸けて姫を江戸に嫁がせるのにこの人数で山越えするのはありえなさすぎかと。

とは言え、まあこの話なら主要人物は伝蔵のディーンと姫の森川葵と姫の側近の和田聰宏がいれば話が成り立ってしまうシンプルな話でしたので、低予算なりに考えられた話だったとは思いましたけどね。
それと姫の森川葵は見た目的に最初はどうかなと思って見てましたが、意外と姫っぽい雰囲気は醸し出していて、伝蔵への淡い恋心にも似た感情とか、ちょっぴり甘く切なくて、何気に良かったと思いました。
伝蔵の哀愁も、忍者の行く末を示すようで、悪くなかったかと。
ただモンスターはこれで良かったのかと言われると、微妙と言うか、拍子抜けと言わざるを得ませんでしたけどね。

スペランカー