「ストーリー部分ではないところに違和感」僕だけがいない街 みことらさんの映画レビュー(感想・評価)
ストーリー部分ではないところに違和感
味のある俳優、藤原さんが出ているので見に行きました。やっぱりいい演技されるし、内容に入り込んでいたところに、藤原さんのお母さん役が、石田ゆり子さんなのに驚きました。藤原さんは、古いアパートに住む、アルバイトしながら漫画家を目指す青年役です。しかも、子供の頃に両親は離婚したそう。しかし石田さんは、全く悲壮感のない、とても美しい母親役なのです。面白く見ていたのに、「実年齢的に藤原さんの母親役にふさわしくないのでは?何か事務所の圧力で、この配役になったの?」などと、余計な事を考えてしまいました。
それにこの映画、過去と現在を往来するのですが、及川光博さんは特殊メイクでシワ感出してましたが、石田さんは、ただただ綺麗なままです。そんな事を考えながら見てしまった私も私ですが、観客にそんな事を考えさせないで構成してほしかったな、と思いました。
ですが、内容は悪くないし、子役ちゃん達も演技上手だし、可愛くて見ながら癒されました。
藤原さんの子供時代に橋から落ちたはずなところが、腑に落ちなかった。
難癖付けてしまいますが、石田さんにもっと役を作り込んでほしかった。訛りも違和感ありすぎです。
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