「アニメから」僕だけがいない街 にこさんの映画レビュー(感想・評価)
アニメから
この作品に出会ったのは現在ノイタミナ枠で放送されているアニメからでした。
1話を見て、凄く面白い!
と思いどっぷりハマっていきました。
アニメは11話まで進み残すところあと1話
このタイミングで実写版が公開されました。
アニメを見て既にこの作品に対する想いが高ぶっていたので、映画は公開日に見ようと決めていました。
その前にと、この作品の原作である漫画を読むと、アニメで見られなかった所や話が進むにつれ、アニメオリジナルの部分もあるのだという事がわかりました。
そのような状態で見たこの映画ですが、
まず、演者が素晴らしいと思います。
元々藤原さん有村さん共に私の大好きな俳優さんでもあり、実力派という認識があったので絶対的な確信がありました。
さらに子役の中川くんと鈴木梨央ちゃん
特に梨央ちゃんの「バカなの?」には正直鳥肌が立ちました。雛月そのものでした。
内容はと言いますと、正直アニメ、漫画を見ているので、ここ、端折ってるな等という事を感じてしまう事もありました。
しかしこれらは限られた時間の上での話なのでどうしようもないのですが、、、
ただヒロミがいなかった事のようにされてたのが少し腑に落ちません...
だってヒロミとケンヤは悟にとっても特に仲の良かった友達なのですから...(原作とアニメでは)
雛月を助ける辺りまでは、凄く良くできている脚本だなと感じました。
しかし、後半、悟がスケート場に現れる辺りから違和感の連続でした。
なんだか、あっさりという感覚
特に違和感を覚えたのは大人悟が八代に自ら会いに行く場面。あそこは幼少期リバイバル前に既に訪れていた場所
八代が現れるのは明白、何故そこで警察を呼んでないの!?
何故、急に屋上へいくの!?
そして、何故、悟は死なないといけないのか。。。きっと映画で初めてこの作品を見た人はタイトル通りと思うだろうが、
このタイトルは悟の死を意味するのではなく
リバイバルによって他者との時間の相違を表しているのではと私は思っていたので凄く納得はいきませんでした。
作品自体、凄く素晴らしいと思うのですが、やはりラスト、少しがっかりと言ったところですかね。。。ただ皆さん一生懸命にこの作品を作られたのは凄く感じるので、見てよかった。そしてまた見に行きたいと思いました。