「1人の女性の強さと弱さ。」無伴奏 坂田亭さんの映画レビュー(感想・評価)
1人の女性の強さと弱さ。
60年代〜70年代に生きていなかったので、明確な時代背景に口を挟むことはできないが、その時代を生きる人の匂いを感じることができた。闘争をしなければと殺気立つ一面、落ち着いたしなやかな可愛らしさを表現した成海璃子の演技は素晴らしい。また、その周りを囲む池松壮亮、斎藤工、遠藤新菜のキャラクターにも心を揺り動かされる。1つ1つの感情のぶつかり合い、気づきからのアクションまでの流れが当たり前のようだが、上手に描かれていた。
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