「小ネタの連打に魅了される」エイミー、エイミー、エイミー! こじらせシングルライフの抜け出し方 masakingさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5小ネタの連打に魅了される

2020年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

どういう経緯か分からないのだが、マシューブロデリックが出た時点で、
もうガッツポーズをとってしまった。
おそらく本国ではおなじみであろう解説者が、
「久しぶりの名演技」と言うくだりは、
ブロデリックの現状が窺い知れる自虐ネタなのだろう。
日本なら、徳光さんが野村宏伸をからかうような感じだろうか。
決してないだろうけど。(野村さんすみません)
Aロッドの話題に苦虫を潰す妹の旦那とその仲間や、
ティルダ・スウィントンのぶっ飛んだ編集長ぶりなど、
日本人には分かるようで分かりにくいニュアンスを含んだギャグは多いが、
それなりに楽しめるウェルメイドなコメディだった。
プロデューサー兼主演のエイミー・シューマーは、今回初めて知ったが、
とてもセンスのあるコメディエンヌでありクリエーターだ。
クライマックスのダンスの中途半端なやれてる感がよかった。

蛇足だが、日本のお笑いの女性がやるとイタイ感じになるところを、
カラッと笑わせて嫌味にしないセンスは、
友近とかゆりやんとか3時のヒロインとかは学んでほしい。
笑ってやらなくちゃいけないのかなあと、
観ているこっちが気まずくなるんだよなあ…。

Masa_king01