バジュランギおじさんと、小さな迷子のレビュー・感想・評価
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おじさんもムンニーもかわいい
ツイッターで評判を見かけて観に行きました。
冒頭ムンニーがひとり取り残されるシーンでもう号泣。あんな暗くて何もないところに子供が一人立っているだけで、あまりの悲壮感に泣けてくるし、お母さんは見ていて可哀想になるくらい取り乱して、もう泣くしかなかった。
観る前は一体どんな事情があったら隣国にひとりで迷子になってしまうんだと思っていましたが、子供の好奇心の強さと言ったら…親の考えなど凌駕してしまうものなのだなと。
一方、バジュランギおじさんは登場の歌と踊りのシーンがめちゃくちゃ楽しくてテンションが上がる。
もうこりゃおじさん(…という年齢でもなさそうだけど)は、どんな傑物なのかと思いきやめちゃくちゃな落ちこぼれで、だけど正義感と優しさだけは飛び抜けてて、そんな彼の恋人もまた良い人で、パキスタンで出会った記者もまた良い人で、優しさの連鎖にもうドバドバ涙が出まくりました。
宗教や文化の違い、かつての戦争、いろんな確執がある両国だけど、それを変えて行ける、手を取り合えると思える作品でした。
世界がおかしな方向に進みつつある昨今にこの作品がたくさんの人に届けばいいのになと思いました。上映館少なすぎるよ。
宣伝してないが、素晴らしい映画
ポスターも宣伝も見かけませんが、珍しいインド映画ということで家族で見に行きました。映画タイトルもピンとこないものだったので、過剰な期待をせずに鑑賞したちころ、結果家族の前で号泣する羽目になりました。正直冒頭から危なかったのですが、後半になると畳み掛けられるので涙腺が崩壊してしまいます。もう一回観に行くときはタオル持っていこうと思いました。欲を言えば、目が悪い人向けや子供向けの吹き替え版があると良いと思います。私の中では、これまで観たお勧め映画の殿堂入りですね。
愛と平和と笑いと。本当に素敵な映画。
真面目で信心深い青年(バシュランギおじさん)と、言葉を発することができないけれど屈託のない素直な少女。家族とはぐれてしまった少女を、文字通り命がけで親の元に届けようとする青年。2人を中心に描かれる愛と感動のお話。
そしてただそれだけでなく、インドとパキスタン、ヒンドゥーとムスリム間の敵意や偏見などを描きつつ、お互いいいところあるじゃないか、いがみ合わずに相手を知ろうとしようよ仲良くしようじゃないか、みたいなそんな素敵なメッセージもさりげなく感じさせてくる。
そして、ちょこちょこ笑いもあり、ザ・インド映画なミュージカルな場面もあり。さらに、カシミールの雄大な景色の美しさもあり。
最高の映画。本当に観て良かった!
楽しかった‼️
予測可能回避不可能
大切な人ともう一度観たい
インド映画最高!
最初の、インドかパキスタンの冬山の景色から魅せられました。バジュランギおじさんの生い立ちから始まり…インド映画お決まりのダンスありスローモーションありで楽しませてくれました。パキスタンへの道中は、ハラハラドキドキ、早くお母さんの元へ行けますようにと祈りながら観ていました。ラストは号泣…
今年一番の作品です!たくさんの人に観て欲しいです。
愛がすべて
宗教・国差という複雑な問題を丁寧に描く
どうして日本では話題にならないんだろうと思うくらい面白かった。
パキスタンに住んでいた女の子(ムスリム教)は口がきけない。
彼女はインドで迷子になってしまい、それをバジュランギ(バラモン教)が保護をして母親を探すために奮闘する、というお話。
あらすじを読んで大体話の想像がつく人もいるかもしれない。
お察しのとおりお話の筋は王道だ。目新しいものではない。
それでも見に行ってほしい。
王道のストーリーを、この映画は実に丁寧に魅力的に描ききっている。
この映画にはムスリム⇔バラモン教と、パキスタン⇔インドという宗教差と国差が登場する。
とは言え歴史を知らなくても大丈夫。現に私はぜんぜん知らなかった。
宗教によって崇める神も、崇め方も、過ごし方も違う。
そして国が違うことは、歴史で起きた殺戮に対する憎しみを生む。
2人はあまりにも違う。
女の子の母を捜す中で、この映画ではそういう偏見や差別を実にストレートに描いている。
だからこそ、バジュランギと女の子が宗教も国も超えて心を通わせていくシーンに説得力が生まれている。
これ以上はネタバレになるため書けないが、そういった説得力がこの映画の感動を生んでいる。
そして主演の女の子がとても可愛い。
声を出せないからこそ、表情や仕草で感情を伝えているがすごい演技力だ。
主演のバジュランギももちろん素晴らしいが、女の子の名演技がこの作品の質を高めていると思う。
私はこの作品を涙なしでは見られなかった。
バジュランギおじさんと小さな迷子の子、2人のストーリーをぜひ見て欲しい。まだ間に合う。
これは約束された涙なのでは
涙あり笑いあり、最初から最後まで胸の熱くなる優しさと愛に溢れた映画...
国境を越えて…
重い主題だが美しい
こんな時代だから美しいモノが観たい!
とにかく多作のインド映画の中から、海外に出てくる作品は
やっぱりハズレなしのメッセージ性と面白さ!!
インド映画のノリの良さはこの作品もしっかり盛り込まれていて
とにかく最初から楽しい楽しい!!
話は迷子になった小さな女の子を
家に帰してあげたい、親のもとへ戻してあげたい。
ただその一点の、絶対的に正しい信念を持って
国境も宗教も、役人の石頭も超えて行く
超馬鹿正直なバジュランギおじさんの物語。
正直、そんなに生易しくない!と
突っ込みたくなるところもあるのですが
そこは、こんな時代だから、一周回って本当に美しいモノが観たい。
最近は醜さ、恐ろしさを暴く映画が多くて
それはそれで真実の報道と同じで必要なのだけど
やはり、それだけでは絶望感が増して心が腐ってしまう。
何の曇りもない正しさに貫かれた美しい映画も
心のために必要なんだよな〜〜
気持ちが晴れ晴れして感動したい方には絶対にオススメです!!
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
インド映画の楽しさの源は何と言ってもダンスシーン。
毎回手を変え品を変え、楽しいダンスシーンを盛り込んで来ます。
その中で海外に出てくるような評価の高い映画では
ダンスシーンも無駄に長いのではなく、
そのダンスシーンに、その映画の主題や時代背景や
主人公の人となりや、その町の風習など
これから映画を観るにあたって必要な情報が
きっちり盛り込まれてしっかり映画の世界に引き込んでくれる。
無駄に長いと感じる人は、主人公以外の人々の様子
こんなじいさんがこんな事してるんだ!とか
こんな習慣のあるところなんだ!とか
こういう規模の街並みなんだ!等
そういう情報にフォーカスしてダンスシーンを観ると
別の楽しみ方ができると思います。
今回大注目は主人公を演じるサルマーン・カーンを
時に完全に喰ってしまってる名子役
ハルシャーリー・マルホートラ ちゃん!!
ラストの大群衆の中で憶することなく演技する肝の座り方!
「奇跡の人」の「ウオーター!」に匹敵する値千金のあの一言!!
凄い!!この子、大注目です。
インドとパキスタンの関係などは
仲良くないという程度の知識でしたが
それほど大きな混乱は無かったです。
でも心配な方は軽くネットで調べてから行くと
さらにこの映画の感動が増すと思います。
ラストの感動の後で、この映画に感動するなんて
私は嘘つき政治家と小狡い官僚と
守銭奴経済人と忖度マスコミばかりの
何と薄汚い世界に住んでいることか〜と
一瞬、猛烈に悲しくなりました。一瞬ですけど〜
良い映画です。
インド映画は退屈はしないけど、物理的に時間が長いので
インド映画中心にスケジュールを組むと
その日は他の映画と時間が合わない事が多々ある。
唯一の問題はそこだけです。
@もう一度観るなら?
「時間が取れれば行きたいけどな〜〜」
最高に素晴らしい作り♪
シャヒーダー自身も演技も可愛いし上手であることは皆さんのおっしゃる通で、これだけでも満足出来ます。
全体のストーリーは番人にわかりやすくストレートに来ますが、各シーンの作り込みは丁寧で個々に重みが感じられますので更に満足度が増します。
シャヒーダーの生まれ故郷はとても素敵で話の中でも出てくるスイスを思わせる風景が印象的でした。
物語はインドとパキスタンが抱える宗教的で政治的な問題が絡んできますが、ラストに向けてそれらを一掃する本質的な人間愛が描かれておりほっこりする感動が残ります。
とても観やすい作りで是非多くの方々に見ていただきたい映画だと思います。
今は上映館が少なく不便なので、もっと多くのメジャーな映画館に波及されるといいのですが・・・
インド映画ってすごい!
女の子が可愛い…が曲が長いのどうにかして。
クリケット選手の名前をつけられた女の子が、
迷子の女の子シャーヒダーが!!
可愛いです。可愛すぎます。
ほっぺたチューチューしたくなります(変態め)。
パワンの誠実さを若干うとましく思うわたしは、多分間違ってると思います。
パキスタンへ入国できたのに、ちゃんと許可を取らないと、と言って国境付近にとどまるところです。
そんな許可とかいらんやん?さっさと先へ進みなよ!って思いました。
でも「ちゃんと認めてもらって進むこと」を是とするパワンだから、シャーヒダーちゃんをインドからパキスタンまで送りとどけようと決めて実現したんだろうなと思います。
なので我が身にない美徳に嫉妬したのだと思います。
パキスタンのシャーヒダーちゃんのお家あたりは、本当にアルプスっぽいというか、ハイジやんと思いました。
なので、カレンダーのスイスの風景を見てシャーヒダーちゃんが、ここがおうち!と思ったのもわかります。
山の斜面、きらきらひかる太陽光にヤギかひつじ(見分けがつかないの…)の群れ、地面の緑と杉系の木。ああいう世界に生きるムスリムがいるんだなーっていう実感を得ました。ええ、美しかったです。雪山を含め。
カースト制の名残の階層意識と、食事の習慣の決まりがわからなくって途中で混乱しました。
あとで軽く調べたところによると、バラモン(司祭)や、クシャトリヤ(王族、貴族とか)の身分高めの人たちは、菜食主義の人が多いみたいです。多分。
パヤンや彼女の一家は、わたしには一般市民層に見えましたが、カースト的には違うのでしょう。
なので異教徒であるイスラム教徒の肉食に眉をひそめるのだと思います。
ヒンズー教徒の肉食者にもああいう差別意識を持つのかな?わかりませんがそうかもしれません。
パッドマンでも主人公は敬虔なヒンズー教徒で菜食主義だったですね。
そしてパキスタンはもともとインドの一部だったのが、イスラム教徒とヒンズー教徒(その他も含むのかな)が仲良くできなくて、イスラム教徒が分離独立した国なので、仲悪いんです。なのでビザが取りにくかったのです。
インドとパキスタンやバングラデシュのいざこざ
トルコとアルメニア人やクルド人のいざこざ
イギリスとアイルランドのいざこざ
ユダヤ人のことなどに触れる時、
わたしは日本と韓国・北朝鮮のことを連想します。
なんで距離が近い隣人とは仲良くできないのかなって。
人間って結局、他者を愛せないのかもしれません。
コーランも聖書も隣人愛は説くけれども、その隣人には異教徒を含まない。
区切られた同族の中での仲良しは推奨するけど、その外には警戒しろってゆうのが、歴史と文化と宗教が選んできた人付き合いなんですね。
世界平和は大いなる理想で建前で、目指せばいいと思うけれど、多分現実はしないんだろうな。
誰にとっても良い世界って、やっぱりつくれないのかな。
映画を見ながらぼんやりと絶望していました。
映画には関係がないことですが、こういう関係のない思考にふけってしまった原因は、楽しいけど長すぎるシンギング&ダンシングのせいです。机を叩いておもむろに立ち上がって断言したい。
インド映画楽しいし、興味惹かれる題材がいろいろあって、時々見てますけど、もうちょっとだけシンギング&ダンシングの一曲ずつを短くできませんかね?一曲の中でそんなに衣装変えるとかしなくてよくないですかね?って思います。
ラストシーンでシャーヒダーがバジュランギおじさーんって叫んで、パワンとハグからのたかいたかーい投げ!!で終わるのが、えっ?シャーヒダー、投げられたまま固定で終わり?ってゆうことに目が点になりました。
パワンのお父上、厳しいわねとか、
10年落第ってあんた、いくつよ?とか、
インターネットで支援が広がるって21世紀的とか
ごっついパワンの女装最高とか
パワンの登場シーンのダンシング&シンギングはめちゃかっこいい!とか
色々盛りだくさんです。
インドとパキスタンの歴史的背景と、ヒンズー教徒の食事戒律?をかるーく予習して、ご家族でどぞーってゆう映画です。
全172件中、101~120件目を表示
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