変態島のレビュー・感想・評価
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エマニュエル・ベアールが美しい
「変態村」のスタッフ達が制作したらしく、この邦題なんでしょう。
原題はタイ語で「Vinyan」。意味は「怒れる魂」みたいなので、これまた酷いものです…。それとベルギーの闇三部作とは別物。
津波で遭難した子供を捜索しに行く、霞を掴みに行くような話。
それにしてもエマニュエル・ベアール、やはり美しいですね。
最初は奥さんの心が蝕まれ、感染したように徐々に旦那も蝕まれていく。
気がつくと戻るという思考がなくなり、息子を探しに島に、またその奥の島にと、どこかも分からない島へ迷い込んでしまう。
最終的には地図にも記載されていないんじゃないかとも思える島。
とうとうそこの狂気に全員呑み込まれてしまう物語でした。
ここからは少しネタバレです。
ここまでは「ミッドサマー」みたいなのですが、そのラスト。
仲間の印として裸体に泥を塗りたくられるんだけど、そこはキッズですね。
皆ここぞとばかりにパイを触りまくるのが笑えましたw
と言うか、ベアールも「マジかこいつらwもっと満遍なくこいよwww」って笑いに見えてしょうがなかったです。
最後の最後で緊張感みたいのがすっ飛んでしまった感じでした。
変態…ってか
ホント邦題ってどーかしてる
このタイトルで釣ろうと?
『VINYAN』じゃ釣れないんだ…
プーケットから船でミャンマーの小島へ
津波にさらわれた子供を探しに行くんだけど
サスペンスなのかホラーなのか?ってくらい
怪しかった…
海、海中、密林の撮影ご苦労様でした!
それにしてもエキストラの子供たち下手くそすぎ!
タイの伝統的な灯籠飛ばし
小学校を寄贈したりしていた篤志家をミャンマーへの密入国に手引きした男タクシン・ガオを捜そうとするのだが、その売春組織の男は見つからず、怪しげな男に大金を払ってミャンマーへと連れていってもらおうとする夫妻であった。怪しげな男に案内されるまま、ある島へと到達したが、そこで男はタクシン・ガオの部下たちに惨殺される。
新たにガオの案内によって息子を探すことになる夫妻だったが、夫は息子の生存は諦めてしまい、逆に妻ジャンヌは幻想を見るまでになる。徐々に幻覚に溺れてゆく二人。そして現地の子供たちにいたぶられる・・・
原題のヴィンヤンとは彷徨える魂とでもいうべきか。その魂を死者の国に帰す意味を込めた、タイの伝統的な灯籠飛ばし(コムローイ)が幻想的だ。そして赤や白で顔を塗りたくった少年たちの不気味さ。最後にはガオも落とし穴に落ちて埋められるし、ポールは少年たちに串刺しにされ、内臓を食べられていた・・・さらに、狂気に満ちたジャンヌは少年たちによって泥まみれにされていたぞ!どんな展開なんや、これは・・・
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