トランス・ワールドのレビュー・感想・評価
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時空を超えた家族の絆
近場の映画館での公開は無く、話題にもならなかった作品でしたが、Amazon primeで高評価だったので、鑑賞。いい意味で期待を裏切り、最後まで、謎が謎を呼ぶミステリーとしての面白さを堪能。
前半は、ミステリー・サバイバルの様相で,展開していくが、後半からは時空を超えたSF要素も絡み始める。ラストは,それだけに終わらず,思いもよらない家族の絆がテーマとなっていく。内容としては、それほど目新しいモノではないが、偶然に出会った登場人物が、実は必然だったという反転するシチュエーションは、斬新と言える。
登場人物も主に4人だけ。最初は、別々の目的地に向かう途中で、山道で事故やガス欠となった男と女が、助けを求めて、山中を彷徨う中で山小屋で遭遇。しかし、そこが何処なのかも分からず,連絡手段も無く夜を明かす。そこに新たに若い女性も加わり、サバイバルな生活が始まるのだが、そこの場の違和感を感じ始める。
その違和感こそが、本作の謎の要因であり、それが明らかになった時には、「そういうことだったのか」とその展開と演出の巧みさに、引き込まれた。そこで、題名でもある『トランス・ワールド』の意味にも、納得した。
主演は、『ファンタスティック・ビースト』にも出演していた、キャサリン・ウォーターストンが、弱々しく妊娠している女性を演じ、その妊娠こそが、この作品の顛末へと結びついていく。また、あのクイント・
イーストウッドの子供であるスコット・イーストウッドが、サバイバルのリーダー的な役割を演じ、歌手でもあるサラ・パクストンが、スレた悪女を演じている。
その訳は?
拾いもの
劇場未公開の超インディース作だが、演者らが今考えると豪華である。また、最大の魅力なのがストーリー構成が秀逸な所だ。演者と緻密な脚本という二つの武器が揃っている本作こそ、劇場でも公開して良かったかも知れない。画的には非常に地味だが、アホ丸出しのB級SFを観るなら低予算でも本作を大スクリーンで観てみたい気もする。どこか安っぽい映像の強盗シーンから始まり、極小サイズの掘っ立て小屋に男女が三人。プロット的にソリッド・シチュエーション的な物語だと推測して観ていたが、ちょっとした事で食い違う話等が出てきてからはガラリとその印象が変わる。そして、次々と点と点が繋がっていき、最後に見事回収されるのである。
映像的にどうしてもチープさが滲み出ているのはもったいないが、作品としては本当に良く練られていたと思う。鑑賞後に全てを分かった上でもう一度鑑賞するとより楽しめるだろう。
低予算の成功例では
無抵抗に生きてもいいし、そうでなくてもいい
確かにアニメの君の……
そういう集まり!?
おうち-293
Really why
※出典 月曜から○ふかし
『ザ・ギフト』や『トライアングル』、『ゴーン・ガール』が好きな方は見た方がいいです。
その中でも『ザ・ギフト』のような絶望系イヤサス、『トライアングル』『ゴーン・ガール』のようなグロが少し嫌という方には、本作はぴったり。
さまよう3人の男女が山小屋に集結してから、謎が解き明かされるまで、目が話せません。
謎が解き明かされたあとも、ストーリーが失速することなく面白いのが秀逸。
個人的に、謎解き冒険サスペンス物はスピード感を重視してるので、短尺なものが好み。
本作は89分。週末の土曜日の夜中2時から見てしまいましたよ、、、。
低予算なのに、そんなことを感じさせない(感じる暇を与えない)ストーリー展開と、役者陣の演技力。見終わったら3時半過ぎなのに、瞳孔開きっぱなしです。
そしてそのままレビューを書いて、今4時です、お休みなさい。
低予算ながらも
パックマンだ!
車のトラブルで森に迷い込んだ、出会うはずのない3人の男女。
歩いても歩いても森を出られず、気づくとはじめの小屋に戻っている。
聞こえてくる銃声、募る疑惑、この森は何かがおかしい。
ここは何処だ?お前は誰だ?自分は…
ごめんなさい。あらすじ最後はちょっとふざけました。
でも予告見る限り、自分も鑑賞前はこんな感じのイメージだったんです。
確かに初めはこんな感じ、不気味で嫌な空気が漂うスリラー。
でも後半は全く違った。
とにかくこれは前情報無しで見て欲しい。
ある意味予告見て騙されるもありだけど。
この世界の物語であり、地球の物語であり、人間の物語、みんな繋がっている。
かなりB級感が溢れる地味な展開なものの、「え、そっち?そういう系?」な最後までジャンルを掴ませない揺さぶり方はめちゃくちゃ面白い。
物語的にもみんなが主人公なんだと思うけど、冒頭のパルプ・フィクション風強盗からのラストからすると、ジョディが主人公のように思えた。
意味ありげな言動やアイテムなどの伏線が、どう物語に生きてくるのか?
久しぶりによく作られたミステリーを観れて満足!
脚本は大事
インディな低予算映画で、国内の概説ではクリントイーストウッドの息子がでていて、ファンタスティックビーストおよびエイリアンなどのキャサリンウォーターストンがでている──となっている。
が、ごらんになれば解るとおり脚本がいい。脚本家のひとり、(本作はJason Dolanとの共著)Shawn Christensenはシドニーホールの失踪(2017)の監督。
わたしは前にShawn Christensenの長編デビュー映画Before I Disappear(2014)のレビューを書いた。(フィルマに)
本作の監督はどちらかと言えば抵等級映画のプロデューサーで、演出も予算も見劣りする──にもかかわらず、型破りな脚本がぐいぐい観衆を惹きつける。転じて、脚本が映画にとって、どれだけ重要なのかが、わかる映画になっている。
一般にシナリオ書きは地味なしごとだと捉えられている。日本の映画業界は田舎かつ旧弊で、そこに巣くっている村人のあいだでは監督が偉いことになっているので、シナリオを飛ばして監督になり、ラーメン店の主人のように腕を組んでいる巨匠たちで日本映画界は成り立っている。(憶測です。)
しかしシナリオは地味だろうか。
頭角を現すということばがある。
この映画のシナリオはぴかぴか光っている。
ショボい資本に、鋭才の脚本家が乗っていることによって、脚本の重要度を説明できる、価値のある映画になっていると思う。
完全に妄想のみで完結
なんでこうなるのか、とか考えても無駄なので、そこはつっこまない。
となると、あんまり言うこともなくなるという、完全に妄想のみで完結している作品。妄想を解釈や説明しても意味ないし、なので内容についての感想は以上。。
イーストウッドの息子、これは結構前みたいで今のところ目立った代表作はないみたいだけど、さすがにオーラだけはある。
こういう映画なので、駄作とかではない、かな。微妙。
メモ
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