「これをいいと思える感性は、持ち合わせてはいない」女が眠る時 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
これをいいと思える感性は、持ち合わせてはいない
まぐれで一発当たった後スランプにおちいってもがいている作家と、知人の娘を軟禁飼育している不良老人の話。
西島を使うことで常識人だろうと錯覚をさせて、たけしを使うことでミステリアスな人物像を醸しているが、ほかの役者なら印象は全然違ってくるな。もちろん、もっと悪く。
作家のデバガメ行為と妄想に付き合わされて、いい迷惑だよ。もしかして「サードパーソン」的な、現実と小説のはざまをさ迷わせようって意図なの?
そもそも、たけしは嫌いなんだよなあ。好意をもてるきっかけにしたかったのだけど、余計嫌いになってしまった。
映像も、言ってみれば、和食のセオリーを知らない外国人が盛り付けした料理がなんか旨そうにみえてしまうだけ。食ってみたらたいしたことはない。
コメントする