劇場公開日 2016年9月1日

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「医療が発達していけば、その究極として、臓器売買もいずれこうなっていくのだろうな。」セルフレス 覚醒した記憶 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0医療が発達していけば、その究極として、臓器売買もいずれこうなっていくのだろうな。

2016年9月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

自分の命を惜しむことなく捨てることができるのは、わが子可愛さなのだろう。先日の「ダークプレイス」だってその親心は共通のものだった。
ダミアンだって、表現が下手なだけでその思いは同じだったのだ。ただ、相手の気持ちを思うことができずに押し付ける一方だったのが仲違いの原因だった。それにようやく気が付いた。娘の笑顔が救いになったことだろう。
最後にダミアンがとった選択には、悲しき愛が伝わって来た。

ご都合主義はあれど、全体的によくできていた。期待以上に家族愛に満ちた作品だった。

栗太郎