劇場公開日 2016年4月1日

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「ミスキャスト」蜜のあわれ 氷高皇女さんの映画レビュー(感想・評価)

0.5ミスキャスト

2021年8月23日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD

怖い

知的

難しい

一番のミスキャストは大杉漣さん。設定として必要なはずの、老練された作家の影のある色気や毒が皆無で、無駄に老けメイクをしただのご老人でした。
意外だったのは、爺作家のロリータ妄想爆発、てだけの単純な話ではなかったこと。作家の昔の女の正体は単に幽霊ではなく、ならば今面倒をみてる愛人だってひょっとしたら…?
エキセントリックに暴れまわるあかこと作家のやり取りだけに目がいき、背景の物語はぼやけてしまいがちですが、捻りもしっかりあり、観察眼が試されそうなお話でした。
あ、MVPは芥川龍之介役の高良健吾さんに。

氷高皇女