「幻想と芸術と文学の組み合わせはいいのですが、」蜜のあわれ 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
幻想と芸術と文学の組み合わせはいいのですが、
金魚に老作家が恋をした。幻想的文学作品を映像化。
老作家の妄想を芸術的に映像化なのか?本当に金魚が人間に化けているのか?そこは真相は語らず視聴者のお任せにしている所が文学らしい。
しかし、現代にて映像化するにあたり、昭和初期の風情なり四季なり丁寧に描けなかったものか?
幻想的な部分をコミカルに描くだけで、セットや撮影方法が少し雑。勿体ない。
俳優陣と致しましては、大杉漣は老作家の割にはシャキシャキ若過ぎて年配としての魅力が薄い。
金魚役の二階堂ふみと幽霊役の真木よう子のみで作品を引っ張っている感あり。高良健吾の立ち位置演技微妙。金魚売りの永瀬正敏は超微妙💦
まぁ、文学作品の様に出てくる人物達に感情移入出来れば楽しめると思います。
ただ、内容に映像が負けていると思います。
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