殿、利息でござる!のレビュー・感想・評価
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お金は人を変える、良い方にも。
タイトルや阿部サダヲのコミカルな表紙から、もっとコメディな内容と思っていたが、実話とは驚き、人情にあふれた話でした。
お金は人を変える、お金がからむと話はこじれる、などというようなお金がらみのもっと泥臭い話かと思いきや、目的のために皆が協力し、私財を投げ出し、実現不可能のような大義を目指す。
歴史のことも丁寧に教えてくれており、難しい言葉がひっかかりにくい。
阿部サダヲのまっすぐな演技、瑛太の知的な感じ、妻夫木聡の凜とした役、堀部圭亮のいい声、松田龍平のハマった嫌われ役、竹内結子の活力ある女性、など名演者がさらに作品にのめり込ませてくれました。
奉仕の心
『武士の家計簿』の磯田道史の原作を映画化。
どこまで実話なのか、よくわからんけど、こんな人達がいたのね~
そんな物語を、コメディちっくな感じで見やすく作った中村義洋監督に拍手ですわ(^^)b
(西村まさ彦の演技も大きい)
仙台が舞台ってコトで、仙台出身のスーパースターも登場して、ラストもお見事(^^)b
(全部持ってかれた感はあるが…)
偉人だけが、偉人じゃない!
設定が派手じゃない分、実力派俳優が揃ってるのでおもしい!
それぞれが個性的で観てて飽きないです。
タイトルから完全コメディかと思いきや、コメディもありつつ、しっかりとヒューマンドラマ。
自分たちの村を思う気持ちや誤解がとけるシーンは胸が熱くなりました。
設定自体が斬新なので、知識がなく多少ちんぷんかんぷんにはなりますが、大事なところはしっかり説明してくれます。お金を集めること、それを役人に伝えることがどれ程大変だったかが伝わりました。
いい話だなぁ~。
いい話だなぁ~。
実話がベースとなっているかなり泣かせる人情話ですが、ユーモアも交えて重くならずに飽きさせない脚本が秀逸。
蕎麦屋の女将の竹内結子さんがいいアクセントになっていますし、あっと驚くお殿様役の羽生結弦さんも様になっていました。
日本の時代劇は食わず嫌いでほとんど観ることはなかったのですが、こんな映画ならまた観たいと思いました。
タイトルで勘違いさせる作品
どうせ時代劇をコミカルに見せるやつなんだろうとあまり期待しないで観たが、フタを開けたらNHKでやった時代劇「上杉鷹山」的なテイストがある作品。そこまで感動はしないもののふつうにいい話。
出来すぎた人情話...でも楽しめる
出来すぎた人情話だったけれど、演者と構成が良いおかげでクドいなと思うことなく純粋に楽しめた。
せっかく仙台藩が舞台なのだから、その土地らしさを出して欲しかったかな。羽生くんが出ているからそれを意識しなかったわけではないだろうから。
思ってたよりいい映画じゃないか~!
キンキラキンのポスターとかチラシから受けてたイメージと全く異なる方向で、ビックリした。とても面白くて良かった!配役もピッタリ。最後に流れる忌野清志郎の歌にも泣かせられた。
かなり良かったなー。 みんないい人で誰も悪くないし。 いや唯一松田...
かなり良かったなー。
みんないい人で誰も悪くないし。
いや唯一松田が悪い。
前半はかなりコミカルで寺脇とかいい味出してた。
コメディかと思いきや中盤から毛色が変わってきてだんだんとハートフルに。
ベタな展開もあるけどこれはタイトルのようなただ馬鹿げたものではなくすんごい人情もの。
とても気持ちよく観れた。
【歴史家・磯田道史が世間に本格的に評価され始めたきっかけの作品。算盤侍時代映画の良作。】
故、森田監督が手掛けた「武士の家計簿」で原作を書いた歴史家・磯田道史の作が原案。
コメディ色を強くするわけでもなく、当時の人々の暮らしを、当時の通貨を通じて丁寧に描き出している良作。
<2016年5月14日 ユナイテッドシネマ岡崎にて鑑賞>
■蛇足
「武士の家計簿」以降、邦画時代劇は大作が少なくなり、観客が自分事として楽しめる”算盤侍作品”が年々増えてきているのは周知の事実である。
百姓たちのドタバタ劇。心を1つにする姿に感動!
1766年の仙台藩領内にある吉岡宿という宿場町が舞台。吉岡宿では宿場間の物資の輸送を行う伝馬役を仰せつかっていた。輸送にかかる費用を宿場が自費で賄っていたため、貧しい暮らしを強いられている。夜逃げも後をたたない。
この状況を打破するために考えた作戦が、藩にお金を貸して利息で伝馬役の費用を賄おうというもの。
必要な資金は千両相当の5000貫文。現代の金額で約3億円!貧しい宿場の百姓たちが、どうやってそんな大金を集めるのか。主役の穀田屋十三郎(阿部サダヲ)や菅原屋篤平治(瑛太)が奔走し、百姓それぞれの信念や思惑が交錯しながら物語は進んで行く・・・というお話。
利息の返済に追われる殿様のコメディ映画だと思って見てみたら全然違った笑
要所要所に笑いどころが散りばめられており、
飽きずに見られた。
資材を投げ売り、自分の利益を度外視にしてまで、
みんなで協力し合い銭を集める。
百姓のリーダー的存在である肝煎(きもいり)や
肝煎たちをまとめる大肝煎まで巻き込み
大騒動になりながらも、
一致団結して行く姿に感動した。
キャラクターたちを思わず応援したくなる映画だった。
予想外
かなり面白かった
テンポ良く進むが、笑う所、泣く所とメリハリがあり、無駄なシーンと思うところは無かった
羽生結弦くんが、ゲスト出演するシーンも、若い殿様という役なので、演技も嫌悪感なく楽しめた
オススメしたい映画
85点
映画評価:85点
色々と思う所はあるでしょうが
私は、この作品大好きです!
・事実が元となっている
らしいです。
映画ですので脚色があったり、展開が事実と全く違っていたりするでしょう
それでも結論は変わらない
それが事実
One for All
って、とても素敵だなぁ思いました!
また磯田道史さんの作品なだけあって、
その時代の事を凄く丁寧に説明してくれているので歴史や時代劇が苦手な方にも、分かりやすく作られていたのも好印象でした
登場人物の個性も豊かで、それを巧く演じた役者陣も素晴らしかったです
ただパッケージとタイトルの雰囲気とは大分(良い意味で)違っていましたね
総じて最高でした!
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