殿、利息でござる!のレビュー・感想・評価
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史実、でもそれだけ。です。
あらすじに書かれているのが、内容のすべてという映画です。
ウィキペディアに吉岡宿の歴史として出ており、これを読むほうが映画を観るよりも感動できるというものです。
それだけでは2分間なら持つかもしれないが2時間はとてももたないので、兄弟関係の因縁のドラマを手厚く書き込んでいますが、因縁フレームアップ系にもかかわらず、薄い話だとしか思えない映画でした。
とはいえ、たとえ自分が破産しようとも、町のためになら莫大な金を献上しようという志の高い人たちが何名も住んでいた町が、悪い町であるはずはありません。
近日中に吉岡宿を訪問してみようかと思ったものでした。
このようなことが史実にあったことが驚き。 落語の人情話にでもなりそ...
このようなことが史実にあったことが驚き。
落語の人情話にでもなりそうないいプロットなのだけれど、
映画としては少しドタバタに脚色し過ぎてるようにも思えてしまいました。
最後の最後だけ登場した仙台藩主として羽生結弦!
サプライズではあるけれど、ちょっと制作サイドはやりすぎかと。
本来は通貨発行権のあるお上の仕事
という前提は横においといて、とてもいい話であった。
我々は普段から税金を収め続けており、お上は我々に相応の利子を払うべきである。
これは痛烈な現政権への風刺ということ。
それが本質。
家の中で紅茶を飲みながら、星野源とコラボする暇があるなら、ちょっとは総理らしい仕事をなんかやれよ!
お金集めは大変だ
原作未読
観終わってイイハナシダナーと感じたが、冷静に考えるとだいぶぶっ飛んだことをやってたなと。
宿場町が具体的にどういう状況でどんな苦しみがあるのかというような視覚的な描写が少なく、必死に何億円も集めている様を見せられても「ああ、お金集めるんだな」程度にしか感じず今一入り込めなかった。加えて絵面も地味なので、中盤で飽きがきた。結末はスッキリしていて良かった。
GYAO!にて
楽しい映画にまとまってます。
コマーシャルで羽生くんが出てることしか言わないので、中身の宣伝がない映画かあと思っていました。
さっぱりまとまった話でみやすい!楽しい!中だるみもなく、ほんのちょっぴりのハラハラが、微弱に続く感じ、面白かったです。
役者さんの表情もとってもいい味出てました。
苦悩怒り喜び困惑、形容し難い何か、どの表情も見応えあり。
時代劇まったく見ず、ライト向けのこういった映画作しか知りませんが、日本の役者さんは屋内のほのかな灯りや、月夜の明かり、暗闇にひっそり浮き出る顔とか映えるなあ〜
時代劇の絵面だわあと思います。
コロナで疲れて弱ってるせいかエピローグのナレーション部分で泣けました。
前半コメディ色強めだけど、後半は泣かせる人情話に展開していく。チラ...
前半コメディ色強めだけど、後半は泣かせる人情話に展開していく。チラシなどから受ける印象ではふざけた感じなので今まで素通りしていたけど、いい話で観て良かった。
安心俳優陣
相応しい俳優が相応しい役を演じている。
悪く言えばサプライズなし。だが、安心して話しに入り込める。
吉本新喜劇的に、あるいは水戸黄門的にハートウォーミングないいお話。
嫌味ではないです。
こんな話し時に必要です。
お金は人を変える、良い方にも。
タイトルや阿部サダヲのコミカルな表紙から、もっとコメディな内容と思っていたが、実話とは驚き、人情にあふれた話でした。
お金は人を変える、お金がからむと話はこじれる、などというようなお金がらみのもっと泥臭い話かと思いきや、目的のために皆が協力し、私財を投げ出し、実現不可能のような大義を目指す。
歴史のことも丁寧に教えてくれており、難しい言葉がひっかかりにくい。
阿部サダヲのまっすぐな演技、瑛太の知的な感じ、妻夫木聡の凜とした役、堀部圭亮のいい声、松田龍平のハマった嫌われ役、竹内結子の活力ある女性、など名演者がさらに作品にのめり込ませてくれました。
面白かったー
歴史のことも、現代の価値についてもくどくならずに説明してくれてわかりやすかった。人情味溢れてて胸が熱くなった。最終的に心底悪いやつはいなくて皆がいい人で終わるのが爽やかで素敵。続々と出演する宮城出身の方々にびっくり。吉岡まで穀田屋さんの酒を買いに行きたくなりました!
名誉と無私の狭間にて
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作(無私の日本人)は未読。
お上に金貸しつかまつる!
これが実話なんだから恐れ入る(笑)。
明るく楽しい作風で、最後まで面白可笑しく観ることが出来ました。穀田屋十三郎(阿部サダヲ)と父親(山崎努)のエピソードという泣き処もきちんと完備。たまにはチャンバラの無い時代劇もいいなぁ、と思いました(笑)。
損得を捨て、名誉を求めず、宿場町のために…
無私の人たちの想いが心に沁みました。
※修正(2024/04/09)
奉仕の心
『武士の家計簿』の磯田道史の原作を映画化。
どこまで実話なのか、よくわからんけど、こんな人達がいたのね~
そんな物語を、コメディちっくな感じで見やすく作った中村義洋監督に拍手ですわ(^^)b
(西村まさ彦の演技も大きい)
仙台が舞台ってコトで、仙台出身のスーパースターも登場して、ラストもお見事(^^)b
(全部持ってかれた感はあるが…)
何コレ普通に泣いた!(笑)
評価は3.8くらい(笑)
チャンバラでなければ、こういう時代劇って良いなぁとしみじみ。
発端がガチガチの善意ではなく、勘違いを含めたノリで転がっていくうちに、事業だけでなく、理念もついてくるという展開にまず好感。
やっぱ上手くいかない話を見せられても仕方ないしね。あと説教くさいのも勘弁。
主人公である頑張る地下人達に対して、武士(藩)を(言わば)敵役として描いておいて、最後は殿様のウルトラCで〆る辺りも素敵。やっぱカタルシスだよなぁ。(ここで泣いた)
身分制度なんて嫌に決まってるけど、フィクションならこの程度のロマンは欲しいのだ!
ただ、ちょっと残念なのは、やっぱり小さくまとまってる感。
鑑賞後の感情を直球でつけたら☆4なんだけど、例えば『インフィニティウォー』と同じ評価かよ、っていったら流石に冷めちゃう(笑)
こういう物語を(ある程度の)普遍性をもっと娯楽作に仕上げられれば日本映画スゲェぜっって話になるんだけどなぁ…ううむ。
ちなみに、同じ原作者なのに『武士の家計簿』より断然好みでした。
もう、ああいう土着的にウェットな映画は個人的には勘弁してほしい。
やっぱ、映画は楽しくないとな!(笑)
偉人だけが、偉人じゃない!
設定が派手じゃない分、実力派俳優が揃ってるのでおもしい!
それぞれが個性的で観てて飽きないです。
タイトルから完全コメディかと思いきや、コメディもありつつ、しっかりとヒューマンドラマ。
自分たちの村を思う気持ちや誤解がとけるシーンは胸が熱くなりました。
設定自体が斬新なので、知識がなく多少ちんぷんかんぷんにはなりますが、大事なところはしっかり説明してくれます。お金を集めること、それを役人に伝えることがどれ程大変だったかが伝わりました。
宣伝とポスターが悪い
あのポスター見ると茶化した時代劇かと思うじゃない。
そんなこと無く、しっかり作られた時代劇。
羽生くんで客引きしてるだけの映画ではない。
40年もの長きにわたる、地元再興のプロジェクト。
浅野屋、穀田屋親子の思いが身に染みる。
いい話だなぁ~。
いい話だなぁ~。
実話がベースとなっているかなり泣かせる人情話ですが、ユーモアも交えて重くならずに飽きさせない脚本が秀逸。
蕎麦屋の女将の竹内結子さんがいいアクセントになっていますし、あっと驚くお殿様役の羽生結弦さんも様になっていました。
日本の時代劇は食わず嫌いでほとんど観ることはなかったのですが、こんな映画ならまた観たいと思いました。
タイトルで勘違いさせる作品
どうせ時代劇をコミカルに見せるやつなんだろうとあまり期待しないで観たが、フタを開けたらNHKでやった時代劇「上杉鷹山」的なテイストがある作品。そこまで感動はしないもののふつうにいい話。
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