「守銭奴たちの人間ドラマ」殿、利息でござる! ヨックモックさんの映画レビュー(感想・評価)
守銭奴たちの人間ドラマ
マネーゲームものをうまく時代劇という世界観に落とし込めている。
実話を謳う割には、あまりに美談に仕上げられたお話も、世界観を彩る美術設定なども、歴史考証をともなうリアルさに欠けているようにも感じるが、良いテンポで淀むことなく最後まで観れた。久しぶりに楽しいエンタメ系時代劇。
突然叱咤される大肝煎の中間管理職的な苦労に同情する。侍になれて良かったね…。
阿部サダヲの酒屋がイマでも続いている(しかもずいぶんうらぶれた普通の酒屋として)というオチは、前述のようにちょっと現実味に欠けたエピソードのシメとしては最適だと思えた。
コメントする