V/H/S ファイナル・インパクトのレビュー・感想・評価
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自宅で鑑賞。'13年の『シンドローム』、『ネクストレベル』に次ぐシリーズ第三弾で日本劇場未公開の全四話からなるPOVオムニバス作、原題"V/H/S: Viral"。シリーズのフォーマットであるビデオテープの蒐集場所がこれ迄のお屋敷内からマジシャン宅のブレーカー奥にある隠し棚に変更され、その設定自体が蔑ろな扱いになる。時間を追うごとに判り難い展開になるが、画面や描写は悪くなかった。アンビエントな音楽も新鮮で印象的。併録されている角川傘下の発売元エクリプスの懐かしい「予告編集」が一番愉しめた。60/100点。
・各話のブリッジに設けられた"Vicious Circles"と云うエピソード、携帯電話を介して何かが蔓延するアイデアはS.キングの『セル』を彷彿させる。収録されている四話の中では、A.ムーアヘッドとJ.ベンソン監督の「Bonestorm」が一番、佳かった。
・終盤、"ICE CREAM"と書かれた問題のワゴン車内でアップロードをする際、モニターの一つに第二作『V/H/S ネクストレベル('13)』収録のエピソード「Safe Haven」の一コマが紛れている。亦、各話の繋ぎに写し出される荒い画像の一つに第一作『V/H/S シンドローム('13)』収録の「Amateur Night」に登場する謎の女“リリー”が見られる。
・当初、R,ゾンビに監督としてオファーがあり、一旦受けたが、製作側と打ち合わせを進める段階で不安を感じ、R,ゾンビ側が参加を辞退した。
・鑑賞日:2016年1月6日(水)
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