「ただただ怖い精神異常者」ヴィジット SF好きさんの映画レビュー(感想・評価)
ただただ怖い精神異常者
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祖父母の家に泊まりにいったら、精神異常者が夫婦になりすましていたという話。
老夫婦の異常な行動が妙に生々しく、現実味のある怖さを感じる。日を経るごとに夫婦の異常行動は激化ひ、クライマックスでは明らかな異常者に変貌、息を呑むほどの恐怖と緊張感に至る。
恐怖の描写が生々しく恐ろしい
・オーブンを掃除させるシーンが複数回登場させ、より異常な行動に変化していることを表現
・潔癖症の子供に糞を塗りたくる精神攻撃
・建物下での鬼ごっこに乱入
・壁を見ながら一人で笑っている
・ゲーム中に糞を漏らす、その傍でクッキー馬鹿食い
終盤まで痴呆と異常の区別がつかない点は感心した。
血のつながりがある(信頼できる)人から「老化現象」だと説明されると、主人公と同じように多少の異常行動であれば目を瞑ると思う。
動画記録という客観的事実を活用して、合理的に判断、意思決定をしており、姉弟の知性の高さが伺える。(フリースタイルラップも質が高い)
病院から抜け出した精神異常者が野放しにされている、という1点以外は構成に無理がない点も好感が持てる。
赤字で日時を表記するのは他作品からのサンプリングだと思うのだが、思い出せれない、、、
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