「帰ってきたシャマラン監督」ヴィジット カピバラさんの映画レビュー(感想・評価)
帰ってきたシャマラン監督
なかなか怖かったです。シャマラン監督と言えば「シックス・センス」が代表的ですが、近年は「エアベンダー」「アフター・アース」などのSFアドベンチャー作ばかりを輩出していました。
…そんな中現れた本作、久々に「シャマラン節」を体験出来る作品に仕上がっていました。
やはりどんでん返しの展開になりますが、過去の作品に比べるとやや薄めのどんでん返しだったと思います。
本作はそれが発覚したあとに最強の恐怖が待っていますが、それに至るまでもじわじわ怖いです。結構日常のシーンが多いので、「怖い」と思うシーンは少なく、「不気味」が強いという印象ですが、POV視点のため、何が起こるか分からない恐怖にさらされました。日常の様子が多く、徐々に不気味さや違和感、不思議さが増してくる描写は結構リアルで入り込めます。また、幽霊であるとか誰が目にしても「怖い」と思う分かりやすい恐怖は与えず、昼間は異常は見られず、夜になると異常になる祖母や、(後半は昼から狂ってましたが)納屋の前では孫をシカトする祖父など(祖母ほどクレイジー感は無くとも、やはり後半は…)平気な様で実際は怖いというのが恐怖感を増しています。
かなり緊張して観ていましたが、一番飛び上がって驚いたシーンは、姉が突然ドアを開け弟を驚かすシーンでした笑
お祖母ちゃんの固定カメラに「ジャジャーン!」は少し笑えます。
ちょっと本作はソフトを購入して演者達のメイキングなどを観賞したいですね。
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