オデッセイのレビュー・感想・評価
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希望を捨てない姿に感動
宇宙開発、火星探査、人類の技術と飽くなき欲求は絶えることを知らず、それらSF的存在も今や手の届く範囲にある現代。
だが、技術は進めど事故やトラブルは避けることのできない事だろう。
本作は、技術の結晶が花開いた時代に起こる大事故を描いている作品だ。
監督は「ブレードランナー」のリドリー・スコット。近年は「プロメテウス」などのマニア思考SFを世に送り出している印象が強いが、本作はしっかりと大衆向けの作品となっていた。小説を原作としているため、当たり前かもしれないが。
本作では、火星に置き去りにされた一人の男が生き抜くためのサバイバルを始めるという物で、本来ならば絶望で覆い尽くされてしまうところを、知恵と行動力で過酷な火星生活を送る。しかし物語は一人称では進まず、彼を置いてきてしまったクルー達の心の葛藤や、何とか救出をしようと努力している人々など、とにかく勇気付けられるような話だった。
ちっぽけな人間が力を合わせて奇跡を生み出すような、まさに夢や希望が詰まった作品だ。実際に良い作品なのは確かだが、安全策をとっているのかとでも思うほど王道なストーリーだった。安定の楽しみが与えられる一方、悪く言えば「普通」で片付けられてしまう印象もある。
しかし、良い映画を観たいと思ったら本作がぴったりだろう。
よかったよかった
This is SF!!
宇宙映画も面白い(^^)
宇宙を題材とした映画は間延びした内容になりがちの映画が多い中、とても140分という長編ながら見応えのある構成だったと思います。
主人公ワトニー(マット・デイモン)が火星に取り残されるまでの構成がかなり長いのかと思っていましたが、話の冒頭から火星に居るというストーリーの中で、この後残された長い時間をどの様に間延びせず盛り上げてくれるかと期待半分・心配半分しておりましたが、とても知的でスリル感も感じさせながら、歓喜と悲しみのギャップを作り上げており、退屈させないストーリーがとても良かったと思います。
またマット・デイモンひいきの私ですが、終始演技が的確で感情移入させてくれ、終盤の火星に長期間滞在したマットの体型作りなどはとても現実味と信憑性があり、毎回の事ながら役作りに驚かされました。
目の前のことに集中できる精神的タフネスの大切さ
人間ナメんな!
初めて予告編を見た時は、え…またマット・デイモンが惑星に一人取り残されてる役?インターステラーと同じ設定じゃん!と思ってしまったこの映画。
いやぁーーー、すごく面白かったーーーーー!
リアルに火星で撮影してんのか?って思わせるくらい映像の技術が凄い。だからこそ、置き去りの主人公が本当に不憫で、生還は無理でしょ…って思わざるを得ないんだけど、そんな絶望的な状況の中、前向きに知恵と明るさで生き延びようとする主人公がめちゃくちゃ格好いい!なんて素晴らしき人間賛歌映画なんだ!!無事に地球に戻れてホント良かったぁって思ったし、最後に大学のようなところで若者達に自分の経験した事を伝えるところでは、まるで生徒達に混じったような感覚で、ありがとう!という感情が湧いてきました。
劇中で流れる音楽の歌詞が分かれば、もっとグッときたのかなぁ?と思うと少し残念ですが。
とてもオススメです!
素晴らしい!
人は何故学ぶのか。
それは生き残るため。
現代社会だけでなく、宇宙規模でも。
火星に1人取り残された主人公は生物や水、空気すらない不毛の地である火星で仲間に取り残されたにもかかわらずサバイバルを始めます。もちろん幸運なことに、残ったサプライを生かしつつ、ここで彼の植物学の知識が役に立って、火星という水のない土地でジャガイモを育てたりする。
色々な工夫と思考を凝らす彼の姿、ここまでくると本当に素晴らしい!!!
けれど1番この映画から学ぶべきは精神面が感動ものです。
彼は何処までもポジティブかつユーモアに溢れている。
残されたディスコミュージックや発言、鬱と隣り合わせな環境なのに流石宇宙飛行士!
やはり様々な訓練と勉学、自己鍛錬を積んでいるんだと改めて理解できる。
死ぬことは簡単だと考え、日々ベストを尽くす彼の前向きさ。
恵まれた地球環境で暮らす私たちは生き残りをかけて奮闘する彼の姿から学ぶべきことは多いですね。
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