オデッセイのレビュー・感想・評価
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私だったら、孤独に耐えられない…
笑って泣いてまた笑う
中国を意識していることに違和感
思ったより楽しめた訳は・・・
期待通り
ナットクの完成度!
原作の邦訳出版後すぐに読んでて、えっ、アレを映画化するの?あの大作をどーやって?と思っていたので、評判には半信半疑、恐る恐る観に行きました。
で、面白かった!
モノローグパートの長い話をうまく整理し、すごい映像でさりげなく魅せ、ちゃんと娯楽作になっている。
そして、マット・ディモンがカッコイイ!
もっとコミカルなのかと想像してましたが、ほど良くシリアスでした。
本作では、わかりやすく奇想天外な事件や謎の宇宙人や人類が滅亡しそうな災厄やディストピアがなくても、そこにある宇宙が十分に「強大な敵」で、どこに居るのだとしても人か生き続けるということはサバイバルなんだという当たり前のことをきちんと見せてくれた、新しいSF映画だと感じました。
早くも今年の最高傑作です!
この手の「宇宙探検物(表現古いか)」は、大抵、科学考証的リアリティーを優先する余り、テーマが妙に深刻過ぎて、重苦しくって、宇宙船内同様、何とも言えない息苦しさで観てる内に鬱陶しくなって辛くなっちゃうもんだけど、これは違います!扱ってるテーマはサヴァイヴァル物の典型なんだけど、その閉塞感を無くす為に、音楽に場違いなディスコサウンドを挟んだり、主人公のちょっとしたユーモアを入れたり。そして何より主人公を始め、登場人物一人一人の、性格設定や人物描写をかなり丁寧に細かくしっかり演出されているので思わず、それぞれの立場に感情移入して、応援したくなっちゃうんです。だからクライマックスの救出成功の瞬間が、物凄く心を揺さぶられるんです!
そして、もう一点。この手の大味な大作映画に必ず出てくる、自己中心的ステロタイプの悪役がこの映画には、一人も出てこない!みんな味のある、良い人ばっかり!「そんな訳無いじゃん!」って言いたい人もいるだろうけど、映画はそれで良いと思う・・・。脚本のおかげかも知れないけど、この映画で、リドリー・スコット監督を見直しました!この間の「プロメテウス」と同じ人の演出とは思えない!
何にしても、絶対に映画館で見るべき映画です!
単純に面白かった
トニーへの捧げ物
やはり今作はリドリーからトニーへの捧げ物なのだろうと思う。
ドラマは深めることなく小気味よく流れるストーリー展開はトニーの作品におよそ通じるものだ。そして絶望的な状況から主人公が極めて明るくサバイヴしていく姿勢を見せることで弟の悲劇に対する答えとしたリドリー。
彼の作品群の中でも異色なのだが、そこはリドリー作品なのでやはりビジュアルが素晴らしい。船外ヘルメットのライトやビークルなどの造形だったり無重力での船内の小慣れた感じの動きとかのアイデア群はSF作品として歴代でもトップクラスじゃないだろうか。
軽いノリの作品だけどその背景を考えると悲しくもある。そしてスターマンの選曲はダブルミーニングだったと思うが、ボウイの死去によってトリプルにもなってしまった。合掌。
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