「火星生活」オデッセイ 0さんの映画レビュー(感想・評価)
火星生活
絶望的な冒頭部分から、それを明るく愉快に見せる。ここまでの極限状態では不安が募る一方、自分なら何もできないだろう。とても主人公に感情移入など出来るはずもなく、あくまで客観的に「主人公の生還を待っている人」としてストーリーは進んでいく。
緊急事態にも、地球へのアクセス方法。じゃがいもの栽培。ディスコの音楽を聴く火星生活の日々。
置き去り(どうしようもなく仕方がない)を食らっても仲間を信じ、起こりうる奇跡に備えて行動する彼はとても勇敢で、宇宙に取り残されるという同じ状況とはいえ、インターステラーの時の天才根性悪男とは似ても似つかない(笑)
マット・デイモンの役作りも素晴らしい。
ただ、140分以上ある中でどうしてもダラダラしてしまい、ラストの興奮をイマイチ大きく分かちあえない。もう少し圧縮できたはず。
予告の時点で見せすぎじゃないか?と思っていた通り、平日とはいえ席もガラガラに空いていて観終わったあとも見せ過ぎだなと実感した。
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