TOKYO CITY GIRLのレビュー・感想・評価

短編集だから、力強いアイデアとか振り切った演技とかで印象づけてくんのかなと思ったんだけどね、けっこう普通だった。

情緒的に「わかるでしょ、ね、わかるよね」という作品も多いから、ちょっとダラダラした感じもしちゃうな。

演技と演出が吹っ切れてて、強いアイデアで勝負してきた《なんの意味もない》が抜けて面白かったな。後の作品観てても「なんの意味もない」の繰り返しが頭から抜けなかったもん。

誘われてあまり期待せずに行ってみたら6編共に想定外な面白さでした。
それぞれに異なる趣きがあり、一方で少しずつ横串もあり、小さな箱で終わってしまうのが勿体無い気がします。
モノクロの殺し屋さんがサングラスを取られた顔が可愛い。

東京の空気感が良く出てて結構好き。６つの個別監督オムニバス作でテイストも違うけど、纏まりは有った。生活して行くって上っ面じゃ無いもんね。

6人の監督による6本のオムニバス。笑える話、重い話色々あった。重い話は若い監督だと駄目な作品になりがちですが悪くなかった。ただ6本目の最後は納得いかない。