青春群青色の夏のレビュー・感想・評価
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ぐじゃぐじゃって強弱が入り乱れる青春。巻込まれ型って意味ではこうだ...
ぐじゃぐじゃって強弱が入り乱れる青春。巻込まれ型って意味ではこうだよね。作風はプロっぽく、中身の俳優は自主映画っぽくがミックスされてクスと笑いがぴょこぴょこする楽しい映画だった。天日干しだけはほろりw.ゲストトーク
こんな高3の夏休みって(21世紀の東京で)ある?
彼女にフラれたと勘違いしたヤンチャな主人公・夏木が、小坊時代の同窓生・秋山の一軒家(親は帰省中)に居候し、中の下レベルの高校の同級生達を呼び寄せ、はしゃいで、友情する話。
居酒屋で溜まったり、縁日に行ったり、援交中のJKに興味を持ったりとグダグダと過ごし、殆ど空回りのまま夏休みと共に本編終了。
作り手の経験を基にしたことを誇らしげにしているけれど、居酒屋での飲酒や喫煙といったオジサンめいたことばかり目につき、濡れ場はおろか下心すら無く、時代錯誤感アリアリで辛い。
初日は映像関係の裏方っぽい人が大挙して溢れていたけど、
人づての無い一般人が観たら、作品から教わることも爽快感もなく、ただの時間潰しにしかならない。
映画祭にノミネートされなかった事を『無冠』と自賛しているけど、自主製作にありがちな観る側の事を考えずに作りあげた、作り手の態度が響いたのだと思う。舞台挨拶も、困難乗り越えて作り上げたぜ!という趣旨のコメントが有ったし。
もし群青という字を単なる色ではなく“群がる”“青春”とかけていたのであれば、群像型の「檸檬のころ」や「ダイナー」のようにエピソードをきちんと結んで貰いたかった。
ヴィジュアルや演技はプロ意識があったけど、根幹となるシナリオが残念。
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