カミーユ、恋はふたたびのレビュー・感想・評価
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戻りたいけど、戻れない。
主人公と年齢が似ているので、興味ありました。
過去を変えることで、未来も変わる。
でもどこまで変わって欲しいのか・・・。
母の脳疾患を早く見つければ、早死にしない。
かつての恋人である夫と関係しなければ、あのかわいい娘(写真しか出てこないのがいい)は生まれてこない。
すべてを望み通りにできないのが、致し方ないか。
音楽が「ウオーキング・オン・サンシャイン」「ビーナス」など懐かしいのが流れてました。ウオークマンとかも。
「時計屋の主人」は、時間の流れのキーパーソンになっていて。「抜けない指輪」「壊れた時計」の話がよかった。
私もここであの選択をしなければ・・・と後悔しているクチなので。
戻れるなら戻りたい気がする。
タイムスリップものだけど
主人公はアル中の中年のおばさん、旦那には愛想を尽かされ離婚される。
新年のパーティで深酒が過ぎて昏倒、目覚めると16歳になっていた。
この映画の面白いところは、若返っても役者が変わらないことで、妙な緊張感を生んでいる。
突然死した母親への思いはせつない。
中年の夢
離婚した夫との若き日の情熱、亡くなった母との再会。40年以上生きていれば、輝いていたあの時間、あの人達に会いたくなるのも分かります。
そんな、中年女性の「夢」を描いているところに好感が持てました。私も「夢」がなかなか見られなくなったり、ハメも外せない微妙なお年頃に差し掛かってくる頃なので。
何を描きたかったのか、謎。
「オチ」が私には何なのか、さっぱり分からないままだった。
中身を膨らませるだけ膨らませておいて、最後はそれら全てを中途半端に投げ出したまんま、エンドロールが流れる。
これがフランス流の恋愛や芸術作品なのであれば、私にはまだその良さを理解するだけのセンスがないと考えるしかなかった。
映画の予告編が優れていただけあって、期待値よりも低い感想だけが残った。
恐らく数年で内容も忘れてしまうのではないかと思う。
「言いたい事なんてない」みたいな映画全体の主張感が色濃いだけで、申し訳ないが共感という文字の入る余地がなかった。
残念。
疾走シーン
ストーリー的には40代で人生に行き詰まりった主人公がそのままの姿で高校生の時代にタイムスリップして(周りには16歳の姿に見えている)人生を見つめ直すとゆうお話
フランスらしい、笑いの効かせ方と、衣装のセンスが素晴らしかった!80sってゆうのがまた良い。。。
何より女の子の友情と青春感がキラキラしてて切なくて好きでした。
4人の女友達がみんな可愛い。
この4人が集まっているシーンはどこも美しいんだけど授業を抜け出して、疾走するシーンはこの映画の白眉だと思う。
16歳のころと変わってしまったもの、40代になっても変わらないもの。観てしばらくたっても何度も思い出してしまうとても愛おしい作品です。
はじめどう見てもおばさんにしか見えないカミーユがだんだん、キュートなティーンに見えてくるのも不思議。
まくふらい
2016 年劇場23本目。
中年の姿のままタイムスリップして、周りは若い姿に見えてるというタイムスリップものは意外と珍しい?
監督の願望が透けて見える(笑)
中身はまあスカスカのファッションと音楽を楽しむ、フランスらしい雰囲気ごり押しムービー。
でも楽しめました。
変えられないものと変えられるもの
カミーユをはじめ、登場人物の心の動きが、よくわからないところがあったが、現在の姿を見てから、過去の姿を見るというのは、なんだか切なかった。
過去に戻って、亡くなった両親に会えたときの気持ちは、どんなに嬉しいか、想像するだけでも胸が熱くなる。結局、過去は変えられないけど、今後の元夫との関係は、変わっていくのかもしれない。
変えられないものを知って、変えられる今を生き生きと過ごせるようになるのか。戻ってきたカミーユが若々しく綺麗に見えた。
16歳の時代に戻れたら。
カミーユが、40歳の容姿のまま再び16歳を生きる物語。
ありがちなタイムスリップものだけど、容姿は変わらないので、同年代との違和感があるかと思いきやカミーユの仕草やテンションが16歳そのものだった。
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