「告知詐欺を補って余りある青春譚」スパイダーマン ホームカミング オレさんの映画レビュー(感想・評価)
告知詐欺を補って余りある青春譚
アベンジャーズのあり方を求めてアイアンマンとキャプテンアメリカが2陣営に分かれ、激しい戦闘を繰り広げたシビルウォーにアトラクション気分で参加していたスパイディことピーターパーカーのその後を描くMCU16作目にして記念すべきスパイダーマンMCU本格参戦の作品。
まさかのアメスパより先に観てしまった今作笑(後でちゃんと観ました)
過去2人のピーターパーカーよりも遥かに若く、遥かに子どもでお喋りで承認欲求の強い超今時の少年といった感じのピーターパーカーを新星トムホランドが演じ、大成功を収めた様子。
スターク社製のスーパーハイスペックスパイダースーツを身に纏い、自転車泥棒の逮捕からおばあちゃんの道案内までと、まさに「親愛なる隣人」な活躍を見せる一方で連絡を無視し続けるMCU何年振りかのハッピーと音声のみでしかコミュニケーションを取れないトニースタークの2人に不満が募るピーター。
とりあえずスーツのギミックが最高に最高(語彙力)
MCU参戦の特典がまさかこんな形で披露されるとは笑。
AIのカレンが時代の最先端なスーツをまったく使いこなせないピーターにそのギミックを説明する件は楽しくてニヤニヤ笑。
567通りのウェブシューターの出し方なんて絶対考えてないだろと突っ込みたいが、ことMCUにおいては設定が死ぬほど細かいところがあったりするから割とガチかもしれない笑。
そんな折にATM強盗で派手な行動を起こし始める謎の武器商人軍団。
そのボスを務めるはヴァルチャーことエイドリアントゥームスことマイケルキートン。
20数年前にバットマンを演じ、数年前にバードマンを演じ、そして今作バルチャーとなっていよいよ空を舞う!(無理矢理笑)
まさにヒーロー映画おかえりなさいといったキャスティングで大興奮!できればサノス並みに強キャラ位置で活躍していただきたかった笑。
そんで我らがトニースターク。
予告でピーターと師弟関係を匂わせる演出や新たなアイアンスーツを身に纏い、スパイディとNYの上空を滑空するシーンで世のオタクどもを大興奮させ、普段のMCUにあるプチサプライズ出演の枠を超え、ガッツリ話に絡んでくるのかと思いきや笑。
ビックリするくらいの尺の短さ笑。多分全体で10分ないくらい笑。スースクのジョーカー並み笑。
しかしその尺の短さでバッチリの存在感と衰えない人気の高さ。
終盤にはまさかのペッパー出演の上にしれっとプロポーズをしようとする笑。
間違いなくみんなこのシーンが1番驚いたし、好きなはずだ笑。
指輪を持ってるかとトニーに聞かれたハッピーが2010年から持ち続けてるという返事が最高に面白かった笑。その歳月はリアル笑。
まるでMCUじゃないどころかヒーロー映画を観ているとも思えないほどの爽快感とティーンエイジャーの成長物語の王道を突き進んだ快作。
もちろんヒーロー映画としても面白かったが強いて言えば、ヴァルチャーvsアイアンマンを観たかったな。というかそこがメインかと思ってたんだけどなあ笑。
あと正直ラストバトルの終わり方はイマイチ笑。
まあ続編も楽しみ!
2017年08月12日(土)1回目@TOHOシネマズ日本橋
2018年04月23日(月)2回目
2019年04月20日(土)3回目Netflix