「「こりゃ、部活系青春作品の新しい名作だ」」ちはやふる 下の句 せっちゃそさんの映画レビュー(感想・評価)
「こりゃ、部活系青春作品の新しい名作だ」
上の句・下の句と鑑賞して無意識にこの言葉が口からこぼれました。
ちはやがかるたを通じてかるた部の仲間たちを助け、変化を与えてきた上の句。
下の句では助けられた仲間たちが、逆に必死にもがき”あらぶる”ちはやを助け出します。
上の句は主役のちはやや太一中心でストーリーが展開されていましたが、下の句は仲間たちが重要な役割を担っていて、二部構成をとても効果的に使えていたと思います。
特に、下の句は肉まんくんが素敵な役どころになっています。
(´- `).oO(世の男子高校生!こういう漢になりましょう!)
同一のテーマが上の句・下の句全体を通して「起承転結」で綺麗に展開されているため、完成度の高さを実感させられます。
上の句・下の句ともにカギ・テーマとなっていたのは「仲間を信じる心」。
自らで紡いだ仲間との絆で“あらぶる“ちはやが、“ちはやぶる“ちはやに変化・成長していく姿は、とても頼もしくかつ麗しく見えました。
恋愛などの要素もありながらもあくまでテーマは「部活」と「仲間たち」。計4時間ブレることなく描き切った“ちはやふる“。
まごう事無く新たな部活系青春作品の名作誕生です。
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