「ポスターとか題名とかって大事なんだな」残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋 ららさんの映画レビュー(感想・評価)
ポスターとか題名とかって大事なんだな
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ちゃんと作られたホラー
人の気持ちをひどく傷つけそこに申し訳ないと
きちんとした謝罪がないとえらいことになる
生きてても死んでてもそれは同じということか
あそこまで何代も何層にも怨みや恐怖が塊になると
誰も敵わない・・・
近寄るべからずと、フィクションでも思わされる
それぐらい丁寧に作られた日本的ホラー
一つ難を言えば物語がややこしい
登場人物が多すぎてあっちの住人も
この住人の前の住人もあちらこちらで
問題が起こりすぎて頭整理して
ついていくことに頑張らないといけない上に
そっから登場するのかと物語後半での佐々木蔵之介と
坂口健太郎でみんなで謎をとく展開
話のメリハリはこの二人でつけたんだろうけど
急に物語のテイストと違う明るい二人に
ついてけない部分も多少あったかな
終わり方、住んでも聞いても話しても・・・
というのはわかるけど、なんで急にオフィスにまで現れて
机の下に引っ張り込まれるのか、
最後が主人公の「私」の公衆電話の方が
自分は物語が締まって良かったと思った
あと、ポスターが、イメージと違うんだよな
登場人物を多く載せるより炭鉱の闇、煤、
着物の帯のユレ
それに、竹内さんの作家感がある写真のほうが
やっぱね想像力を刺激するものでないと見たい気持ちにさせないのでは
この人もこの人も出てるんだよーみんな見てねは
違うだろって思うわ
題名も原作通りなんだけど
『住んではいけない〜残穢〜』
部屋を取って逆にするとか
なんかもったいないんだよね
いつも竹内さんの丁寧に演じる姿勢には
画面に惹きつけられる強さを感じてた
ほんともったいない
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