劇場公開日 2016年1月30日

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「邦画ホラーの最高傑作!映画館でこそ!」残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋 夢見る電気羊さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0邦画ホラーの最高傑作!映画館でこそ!

2016年2月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ひとつの部屋の心霊現象から始まって、原因を追求するうちに、その土地の持つ汚れとの関連性が浮かび上がる。
掘れば掘るほど出てくる不可思議な事件との関連性。見ていてワクワクしながらも、ちゃんと怖がれる作りという素晴らしい出来。
ミステリーとホラーは親和性が恐ろしいほどにあると改めて思う。リングなんかもミステリーの要素があったけど、それをも超える、邦画史上最高のホラーだと自分は考える。
自分はホラーが大好きだけど、ここ数年のホラーはどれも似たようなもので、はっきり言って駄作ばかりだったんだと思う。チャチというか。
でもこれは、緊張感が比べ物にならないくらいすごい。静かな何も聞こえないところで、登場人物が声を発するだけでびっくりするような緊張感。これはすごい。
怖さの積み上げがすごいので、最初と最後で同じものを見てるはずなんだけど、ビビり方が明らかに違う。これは、この映画の持つパワーがすごいからに他ならない。
一生忘れられない映画になること請け合い。映画の音響の効果で、怖さも倍増なので映画館で見るべき。

最後で台無しなんていう人がいますが、全くそんなことはない。多分話についていけなくて、映画に入り込めない人が言ってるだけだと思います。

夢見る電気羊