「やや不可解ですがグーでした」残穢(ざんえ) 住んではいけない部屋 uncle50さんの映画レビュー(感想・評価)
やや不可解ですがグーでした
原作は未読ですが・・
今日、イオンシネマで見てきました。寒い平日のせいか10人程度
の入りでやや淋しかったですね。内容はあちこちに話が広がって
関係者がたくさん絡んでやや複雑でした。ちょっと居眠りをした
ら筋が分からなくなりそうで、二回見た方がいいと思いました。
主演の竹内結子さんと橋本愛さんは、役に嵌まっていて安心でし
た。結子さんは年齢を感じさせ、愛ちゃんも成人して美少女を卒
業し建築専攻の女子大生らしく、落ち着いた演技が良かったです。
uncle50さん、お久し振りです。
浮遊きびなごです。
レビューへのコメントありがとうございました!
橋本愛さんのファンかと言われると……う、うぅむ(苦笑)。
自分は内容と作り手で鑑賞作品を選ぶタイプでして、
そもそも出演者で作品を選ぶことって殆ど無いんです。
彼女の出演作もまだ4,5作くらいしか観たこと無いですし、
ファンと呼べるほどでは……。
けど彼女、良い役者さんだと思います。
映画誌のインタビューとか読む限りは映画への
熱もありますし、演技も堅実ですし。
本作で言えば、奇怪な物音のする方向を見ようと
するけど怖くて首を動かせず眼だけをそろそろと
動かしてる場面とか、作家の“わたし”と初対面
したときの「あ、初めまして」の言い方とか、
ああ巧いなと感じました。
さりげなくリアリティを感じられる演技があってこそ
作品自体への没入感も高まるものだと思います。
祟られる基準という点についてですが、そこが明確に
分からないというのも不気味で良いかな、と。
人の残した怨み辛みですから、単純なウィルス感染とは違って
何らかの意思がある訳です。祟るか祟らないかは
結局の所、祟る側の意思なんですよ。それを
推測はできてもはっきり理解する事はできない。
こちらからは気付かないけれど、
向こうはずうっと悪意を持ってこちらを見つめてる。
それって物凄く不気味な感触だと感じる訳です。
お近くにある古墳は……立派な埋葬が行われた跡
でしょうからきっと大丈夫……かな(苦笑)。
橋本愛さんの次の出演作は『シェル・コレクター』ですか。
大作~インディーズ問わず多彩な作品に出演されてますが、
今後も色んな映画で活躍してくれると良いですね。
ではでは!
竹内結子は確かに年齢を感じさせる雰囲気作りがうまかったですね!
見事にインドアな作家さんっぽく見えました。
橋本愛は、どちらかと言えば今までは陰のある美少女役が多かったですが、今回はノーマルな大学生役という事で、ちょっと新鮮でした、普通が新鮮と言うのもある意味凄いですけどね。
話自体はよく出来たミステリー仕立てのホラーでしたので、二度三度と見ていけば、もしかしたら初見では気付かなかったことにも気付きそうで、更に恐怖感が増すかもしれませんね。