「押井ファンじゃなくても・・・」THE NEXT GENERATION パトレイバー 首都決戦 ディレクターズカット かんいちさんの映画レビュー(感想・評価)
押井ファンじゃなくても・・・
パトレイバーは初期OVAから観ていたので大ファンです。
ですが、劇P2はちょっと・・・派です。
なのでどちらかというと押井演出を前面に出されてしまうと
「うわぁ・・・」となってしまう方です。
で、今回の実写化については、
メカデザイン、衣装デザイン、根回しの下手さ等等、
ファンとして言いたい事はいっぱいあるし、
この実写シリーズを続編だとは全く思っていないよ・・・
とかいろいろあるけどそこは今回置いておき。
通常版でまず劇場にて鑑賞しました。
まず面白かったと思いました。
「あれ?押井さんやるじゃん!」って。(←なにさま)
で、DC版も観てみました。
「なんで公開当時カットしたの?」
P2よりもエンターテイメントしていました。
今回だいぶ譲歩されてらっしゃるんじゃないでしょうか。
アクションシーンにセカンドユニットを立てたこともよかったですね。
で、「首都決戦」とか言って戦争じゃねぇじゃん・・・
っていう感想が劇場公開当時あったんですが、
これプロモーションサイドの罪が重いんじゃないでしょうか?
タイトルを初めから「グレイゴースト」としておけば、
グレイゴーストに関わる案件として、客も素直に観れたと思うんです。
そもそも「首都決戦」ていうタイトルにセンスのなさを感じていただけに
腹立たしさがこみ上げてきました。
ポスターのレイアウトもちょっとダサかったですし。
てことで、
レイバー出動シーンやヘリのシーン等でエキストラをもっと使って
日常背景にも演出をがんばってほしかったなぁとかはあるんですが、
押井作品として好きな映画です。
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