「異世界の主人公が地球で活躍」ワンダーウーマン えさんの映画レビュー(感想・評価)
異世界の主人公が地球で活躍
別世界から来た主人公が地球で大暴れして大活躍!というストーリー。この世界の常識や概念などを理解できず、それがコメディになり、そのある種純粋さ故にこの世界の問題を真っ向から否定できる。主人公と同様別世界の住人が襲来し、人間など無価値!と人類を滅ぼそうとするも主人公が愛した人やその仲間の意志を継いで人間を守る為に戦う。非常にシンプルな話。
所々で問題が発生するのだが、都合よく解決策が登場してきてくれたり、普通にダイアナが暴れてくれれば良いのを当時の時勢を利用して?なかなか思い通りにダイアナが活躍してくれなかったりと映画のストーリーを作るために場面が用意されている感が強い。
アマゾンには無い男女の営みやエクスタシーのことは本で読んでいてやたら詳しいダイアナだが、戦争についてはみんなアレスに操られていてアレスを倒せばいいんだ!とそこは全然勉強してないダイアナ。よくよく考えれば面白いのだが、少しおかしい。
クライマックスの戦闘シーンはとてもカッコいい。
DCヒーローにありがちな、強すぎて速すぎてカット物切りみたいになるシーンはかなり好き。(鉄板に締め付けられていたダイアナが覚醒して瞬時に抜け出すとことか。)
またスティーブとのラストシーンもしっかり感動する。「俺は今日を救う。お前は世界を救え。」良いセリフだ。確かに人間1人に世界は救えないかもしれないけど、誰かの今日は救うぐらいはできるのかも。
(なぜか人間には手を出さないアレスをほっといて毒無効のダイアナが飛行機担いで同じことをすればいいんだけど。)
ひとつ思ったのが、アマゾンに墜落したスティーブが仮にドイツ兵だったらダイアナはドイツ側についたのかな?