「女性版ヘラクレス」ワンダーウーマン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
女性版ヘラクレス
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DCコミックだからもっと軽いアクション・エンターティンメントかと思っていたら大真面目に戦争と人間を描いているので自分の軽率さに反省です。
女性監督だから変に男性目線に媚びずに堂々としたスーパーヒロインを描いています。反面、男についてはちょっと見劣りする描き方、最後のスティーブの自爆も引っ張りすぎで女々しく見えると言ったら怒られるか・・。それでも大人の女性だからユーモアも忘れない、裸のスティーブを見て「それは何?」、時計じゃないでしょう。スティーブが形見に時計を贈るのも意味深です、結ばれたかったという思いが痛々しい。コミックだからでしょうが正義が美の権化で毒ガス博士は醜悪なしつらえというのはステレオタイプに過ぎるでしょう。
舞台を現代でなく第一次大戦末期にしたのは面白い、武器も旧式だし肉弾戦でも何とかなる限界ということもあったろうが、古い町並みやコスチューム選びの女性ファンサービスなどアクション映画を超えた見どころも多い。
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