「DC映画の良作、見て損はなし。」ワンダーウーマン ジョイ☮ JOY86式。さんの映画レビュー(感想・評価)
DC映画の良作、見て損はなし。
ワンダーウーマン実写化と聞いた時は、どう考えても興行的にコケる。
今のご時世にこのタイトルも、コスチュームも、あまりにダサすぎる。
そう思っていた。
しかしいざ映画が始まるとアマゾネスの島での世界観を違和感なく受け入れてしまっている自分がいた。
ストーリーもヒロインの成長譚として過不足なく描けていたし、荒唐無稽と思われた世界的も説得力のある映像に仕上がっていた。
前半に関しては文句なしにクオリティが高く、理想に燃えるヒロイン・ダイアナが残酷な現実に直面しての葛藤にも感情移入できた。
残念なのは後半からで、次第にハリウッド映画にありがちなストーリーとアクション描写になっていってしまい魅力が半減してしまったように思えた。前半までのスタンスを終盤まで貫いてくれていたら名作もなり得ただろうになんとも惜しい。
キャストではダイアナ役のガル・ガドットは当然として、アンティオペ将軍を演じたロビン・ライトの演技がとにかく冴え渡っていた。
強さと美しさを兼ね備えた彼女の演技は何よりも輝いていたと思う。
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