「DCEU傑作?」ワンダーウーマン オレさんの映画レビュー(感想・評価)
DCEU傑作?
女性だけが住む島で育ったアマゾネスの王女ダイアナ。史上最強の女戦士を目指し、日々訓練を積み重ねていた彼女が外の世界に出会い、世界の危機を救うために奮闘する様を描いたワンダーウーマン第1作目にして、記録尽くしの大ヒットとなったDCEU4作目。
評価の面で低迷するDCEUシリーズを救うまさにヒーローのような大ヒットに恵まれ、各方面から絶賛の嵐を受けたようで、内容的にも作品的にも女性が大活躍した点が大きく評価された今作。
突如ドゥームズデイ戦に参戦し、バットマンをあっという間に蚊帳の外に追いやる戦犯的な活躍をみせたBvsSからおよそ1年半。むしろバットマン、スーパーマンやってんの誰よくらいの勢いで世界的に名を馳せたガルガドットがパワフルでコミカルでキュートで電波なダイアナプリンス、ワンダーウーマンを演じる。
序盤の神話的な人物名がやたら出てくるのは情報過多で少し退屈かもしれないが、矢とか縄を使ったアクションがなかなか新鮮で面白いのと、突然ブレスレット?をガッ!!とやってブワッ!!となるのがチートすぎて笑える。この時点で大体敵なし笑。バットマン頑張れ笑。
そしてパートナーとして共に行動するスティーブことクリスパインがとても良い。
距離感の保ち方がすごく良い笑。初めての男性を前にして、まったく女性らしい慎ましさを心得てないダイアナに対して、かなり戸惑いながらも紳士にエスコートしていく様がヤバイ笑。めちゃめちゃカッコ良いのにダイアナに振り回されてる姿がかなり愛らしい笑。
アクションの面ではザック節がキレキレで飛べないことを除けばほぼスーパーマンと遜色ない動きを見せる。
盾1枚で銃弾の嵐を凌ぎ切り、剣一本で軍隊を薙ぎ払い、最終的には素手で戦い出す笑。
さすがに銃弾を受ければ傷付くため、真正面から胸張って銃撃を浴びることはできないが、腕で弾くのは余裕のようで戦闘能力においては余裕でジャステイスリーグNo.2に入り込めるのではないのだろうか。
しかしそんな彼女も人間であって、ただ少し世間知らずなだけなんだという描写も多々あり、スティーブと惹かれ合う恋愛の感情や、アレスを倒しても争いを止めない不条理さやスティーブを亡くすことによる絶望の感情を経験して生きているというヒューマンドラマ的な面でも秀逸な出来だ。
強いて言えば悪役のインパクトが弱いが、現状のDCEUで最高傑作なのは明らか。
いよいよジャステイスリーグ本番!といったタイミングの作品であったはずなのに、繋げていく感じが薄かったのは少し盛り上げ不足かなとも感じた。
にしてもガルガドット、ホントに綺麗ですね見惚れますよこれは笑。
二児のお母さんと聞いて驚いた。かっけぇママ!