「どストレートな作品。」ワンダーウーマン 明烏さんの映画レビュー(感想・評価)
どストレートな作品。
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IMAX 3Dで。
まず思ったのが映像が美しい。コテコテのCGも多々あるが、まぁご愛嬌。
主演ガル・ガドットを中心に据えた構図はほんとうに画になる。
ガル・ガドットは今後ワンダーウーマンはこの人でないと違和感を感じてしまうであろう程のハマリ役。目力もあるし、けっこう好きです。
そもそも純朴で強い信念を持った美人ヒーローをこの撮り方すれば、人気がでないわけないが。
監督も女性だしジェンダーフリーに過敏な「昨今の」ハリウッドで絶賛されているのは分からなくもない。が、ほんとうにジェンダーフリーな観点で観れば、ここ迄絶賛される内容かと問われれば疑問。
良作ではあるが傑作ではないし、当然オスカーをとれる作品ではない。主演以外に殆ど見せ場が無く、せっかくの名優達を勿体無いことにしている。
アクション。それなりに見応えがあったもののスローモーション回し蹴りやスライディング、超ジャンプ等、何度も同じ演出を繰り返した感がありもう少し面白いものがあっても良かったかな。
ストーリーは、予想した通り中だるみ有りの凸凹展開だったがクライマックスではしっかりと深いメッセージ性を盛り込んでいて、勧善懲悪では解決しない人間の業の深さに打ちひしがれるダイアナもよく描けていたと思う。
結果、良くも悪くもどストレート。まさにワンダーウーマン、ダイアナみたいな映画でした。前評判が異様に高かった映画だけど、こりゃ宣伝にやられたなとは思った。
ジャスティスリーグは楽しみだが、役者に頼り過ぎで心配になる部分も多かったかな。
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