「悪敵集団に華を見た!ハーレイ最高!」スーサイド・スクワッド ratienさんの映画レビュー(感想・評価)
悪敵集団に華を見た!ハーレイ最高!
何しろ、マーゴット・ロビーがメチャクチャ好いです!
もう、それだけで自分的には十分満足。ワルなのに、あの純真なかわいらしさ。ハーレイ・クイン、最高のヒロインです。
映画館で初めて見た時の、この印象が強すぎて、可愛い、明るい、楽しいって、自分のなかで勝手に思い込んでました。(「ザ・スーサイド・スクワッド」の軽さも影響してるかも)
今回、見直してみたら、自分の記憶とちょっと違う。エクステンデッド・エディションだったからかな?DC特有の重さ、暗さがプンプンする作品でした。
時系列でいけば、「バットマンVSスーパーマン」の直後になるのかな。ヒーロー不在を訴え、ワルの集団を決死隊として、利用する話だった。根がワルい奴らだから、一筋縄では括れずに、案外緊張感漂う感じに展開していたのに、改めて驚きました。
最初のほうの登場人物たちが捕まっていくところが、各人の紹介も兼ねてたんだけど、テンポ良くて面白かった。
【ちょっとネタバレなんで見る人は要注意】
この話、根本的に、なんかエグイです。 ワルの集団を集めた奴が一番のワルだったって感じですかね。
ワルを抑止するために人質を取ったり、情に付け込んだり・・・。 挙句の果ては、自分が手名付けたつもりだった魔女に反撃食らって、世界滅亡の危機に陥って・・・。
破壊された街の中を要人救護のためにワル集団を出動させたら、その要人が自分だった!!!って、なんじゃそりゃ!
おまけに最後までのうのうと生き残ってバットマンと仲良く話してる?どういう人間なんでしょう?まあ、これからDCのほうでいろいろ関わってくるんでしょうが、典型的な偽善者っていうより、心底のワルって気がしないでもない。
マーヴェルに比べると、いまいちパッとしなかったDCでしたが、映画館でこの作品を見てから、一気に盛り上がってきた覚えがあります。