「シンプルにあまり面白くない…」スーサイド・スクワッド SAMURAI JAPANさんの映画レビュー(感想・評価)
シンプルにあまり面白くない…
まさに海外版ダイナー的な映画。最初のオープニングといい、それぞれが個人で出てくるところは突っ込みどころしかない。しかし結構厨二病チックなので好きな人は好きかも。特にジョーカーに関してはなぜ自分を中心にしてナイフや銃が置いてあるかもわからない。
まず、悪党が全然悪党じゃない。なかなかいいやつで世界トップクラスの悪党とは思えない。そしてストーリーぐだぐだ。突っ込みどころ満載。しかも悪党の特殊能力が弱すぎる。火を出す奴以外は大した能力でもなくてウィル・スミスに関しては射撃の腕が良いだけ。他の奴も能力らしい能力はまったくなくて、ブーメラン投げるだけのやつやカタナだけのやつ。ハーレイ・クインも基本バットだし。ただの狂った犯罪者集団。
悪には悪を‼悪党を集めて豪華な映画にしちゃえ‼という考えは面白く盛り上がるものだと思うが、たいして深くもないストーリーが多すぎて散らかってる。ハーレイを救いに来るジョーカーや、デッドショットと娘の関係、大佐と魔女の関係とか。なんせ、悪役達がラスボスに団結して立ち向かっていく、その動機もいまいち分かりづらくて共感できなかった。
しかし、バットマン、ハーレークイーン、ジョーカーに俳優ウィル・スミス。それぞれの演技とキャラクターの良さに星3つ。ハーレーなんて
スーサイド・スクワッドという映画自体には星1つくらいかな。お金もかけているだろうし、CGは違和感なく良かったので
キャストや登場している悪党が好きな人以外はあまり期待してみるような映画ではないと思う。突っ込みどころがあって豪華なキャストがそろっていて、ちょっと突っ込みどころのある映画ならワイルドスピードを見たほうが面白いと思う。
結論時間が余ってるなら軽い気持ちで見るくらいのもので、それぞれのキャラクター、キャストのファンなら優先してみてもいい映画だと思う。