「ハーレークイーンの悪カワぶり」スーサイド・スクワッド odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
ハーレークイーンの悪カワぶり
X-MENやアベンジャーズ、ジャスティスリーグと同様のヒーロー、超人大集合はコミックに限らず映画に昔からあるオールスターキャストものの流れだが本作は犯罪者軍団、もっとも犯罪者を集めた特殊部隊のアイデアは「特攻大作戦」(1967年)でもお馴染みだしソ連やドイツには実在したらしい。そういう意味では新規性に欠けているが単純な正義のヒーローの嘘っぽさや世間のモラルやルールの圧しつけに反発する若者層には受けるのだろう。
ヒーローを集めればこっちが強いのは決まったようなものなので相当凄い敵役をもってくるか内輪もめで結束を削いで力を落とすしかないが本作はさしてこじれない、何より敵も味方も中庸なコメディ仕立てなので戦いは物足りない。
この手の映画の魅力はキャラクターとアクションシーンに尽きるのだが本作はマーゴット・ロビー扮するハーレークイーンの悪カワぶりだろう、さすがの強者たちもたじたじだ。
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