「期待外れもいいところ」スーサイド・スクワッド いかともりくさんの映画レビュー(感想・評価)
期待外れもいいところ
正直何が評価されてるのかわからないです。
題材や雰囲気がいいのに、肝心の話がダメダメ過ぎます。
悪役達が主役の割に、みんな意外と人格者だし優しいのです。クレイジーとはなんでしょうか?終盤のバーのシーンは、もう笑うのを堪えるのが大変でしたね。
「悪役が何傷の舐め合いしてんだよ。」と…
そして、なぜ団結する…
ラストのバトルシーン、エンチャントレスはワープします。ぶっちゃけ後ろにワープして切れば倒せるのにそれをしません。更に、武器を取り上げます。最初に武器取り上げて、後ろから斬りかかれば終わりなんですけどね…
予告の愉快な感じもそうですが、個人的には悪役という点と原作がDCコミックという点で、もっとドロドロした出し抜き合いのある展開を望んでいました。それだけに、仲良くなって敵を倒すという展開は非常に苦痛でした。
序盤のフラッシュの登場が何だかんだ一番盛り上がりましたね。
ジョーカーについては、今作は主役のポジションではありませんが、バットマンの宿敵です。しかし、現在映画では2人の対決は描かれていません。それなのに、死亡をほのめかすシーンがあり、緊張感というか驚きがありません。どうせ生きてるとわかってしまいます。それと、ヒース・レジャーと比較しちゃいますね。これは仕方ないですが、サイコっぽいわけではなく、ただハーレイクインが欲しいというなんかちっちゃいし、そんなキャラでいて欲しくなかったです。
ガーディアンズと比べられそうな要素でありながら、終着点が同じであり本作の方が後のくせに差別化できていませんし、それでいて劣ってます。
あれだけ騒動が起きていて、バットマンとワンダーウーマンは何をしていたんだろう…