「期待していたのとは違った」スーサイド・スクワッド Keisukeさんの映画レビュー(感想・評価)
期待していたのとは違った
悪党が気分爽快に暴れ回る映画…とは言えない.
どちらかというと,メンバー達の過去や内面に重点を置いた内容だった.
主題としては,「悪党だって人並みに誰かを愛したり,悩んだり,幸福を願ったりするんだ,世間は彼らを隔絶するけど,そこに普通の人達との違いなんてないんだ」って感じなのかな.
テロリストや武装集団相手に無双したり,
悪党ならではの機転や発想で危機的状況を打破したり,
影で悪巧みして,常に敵や"正義の味方"達の一枚上を行ったり,…
という風な活躍はまず見られない.
トリックスターっぽかったジョーカーも割と地味だったし.
所々じんとくるシーンはあったし,全く面白くなかったということはないが,私が求めていたのはそうゆうんじゃないんだよ….
ただまあ,全体を通してあまりハマれなかったのは,私のキャラクターに対する理解不足によるところも大きいと思う.
例えば「ハーレイ・クインはイカれたビッチ」というイメージが強く根付いている向こうの方達が見れば,ハーレイがエンチャントレスに見せられた夢の印象も,また違うのかなぁと思う.
しかしその「イカれたビッチ」が存分に暴れ回る様を見たかった私からすると,不完全燃焼だった.
各キャラクターは魅力的でした.
続編が出たら多分見に行きます.
例え見所がハーレイだけだとしても十分価値はある.
あと個人的には,4DXの特殊効果はあまり仕事してなかったので,2Dでも十分かと.
キラー・クロックが呼吸する度に椅子が震えるのは,ちょっと面白かったけど.
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