劇場公開日 2016年10月29日

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「いろんな感情が湧き上がる」湯を沸かすほどの熱い愛 Blue.さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0いろんな感情が湧き上がる

2018年4月17日
iPhoneアプリから投稿

無性の愛を捧げた母と子の話。
あたたかい家族の話。
死があり、生があり、
色んなことを感じさせてくれる。
宮沢りえさん、杉咲花さんの演技力、
想像以上にインパクトがあり心にガツンときます。
産みの母親ではないけれど、
本当の母親として愛情を持って育てるということが
どれだけ子供にとって幸せで大切なことかを感じさせてくれる。
強い心を持っていじめと向き合わせる母親の宿命。
辛いのは親も同じなんだなぁと。
学校に行きたくなかった昔を思い出す。
手話を教えた意味や、旅行をした本当の目的。
泣けるポイントがたくさんあって
涙が追いつかない。
特に、病院の外でピラミッドを作って見せるシーンは号泣でした。
あたたかい人間にはあたたかい人間が自然と寄り添う。双葉の厚い人柄をさらっと演じ、その魅力はあの短い時間の中で確実に心に入ってくる。
宮沢りえさんすごい。
双葉は母親に会えず、安澄は本当の母親の存在を知り、鮎子は母親と離れ離れのまま。
この作品の見所は、みんな辛いのにみんなちゃんと幸せだということ。
血が繋がってても家族の幸せを作るのは簡単ではない。
血が繋がってるとか繋がってないとか、
産みの親とか育ての親とかそんなのは関係なく、
愛情を持って傍にいることがすごく大切で、
絆は気づけば強くなっているものだから。
生きているときに、すきな人とたくさんハグをして、ぬくもりを繋げていかなきゃなと思った。

Blue.