「母として、娘として。」湯を沸かすほどの熱い愛 えっちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
母として、娘として。
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余命宣告を受けた女性の《母としての顔》、《娘としての顔》が切なく、時に荒々しく描かれる。
どうしようもない親の元に生まれた子どもは本当に苦労する。と思った。
アユコが、ここに居たい。だけど母親のことはまだ好きでいさせて欲しい。と言って泣くシーンに、胸が苦しくなった。
若葉が母親に会いに行って、犬の置物を窓に投げつけるシーンも。
コミカルには描かれているけど、なんていうか、とてもやるせない気持ちになる。
この映画のテーマは《母と娘》なのだろうが、描かれてる母娘がみな複雑すぎた。
《余命宣告を受けた主人公が、バラバラになった家族を再生させる》にしては、事情が少々混み合いすぎてる気もする…。
それなのに、登場人物はみんなキラキラしてるし強い人たちばっかだな〜ダメな人間は父親くらい。
音楽と画はとても綺麗。(宮沢りえと花ちゃんのおかげか?!)
バックパッカーが番頭をしてて《新たな家族》が《お母ちゃんの》熱い愛につかる。
そんなラストシーンも綺麗に決まっててよかった。
高評価なのも頷ける。けど、好みじゃないので☆は少なめ…。
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